「忖度以外ねーんだよ」の声も…ジャンポケ報道でまたも飛び出した「斉藤メンバー」呼びの違和感 TBSが解説も「マジで変」やまぬ疑問
10月7日、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二容疑者が、20代の女性に性的暴行を加え、不同意性交などの疑いで書類送検されたことが明らかになった。 【画像】若返ってる…! 引退から13年、68歳には見えない島田紳助氏 このニュースを報道各社が取り上げたが、そのときの斉藤容疑者の“呼称”について、話題になっている。 「書類送検の一報が流れると、フジテレビ系の『FNNプライムオンライン』などは『斉藤慎二容疑者』と記載しましたが、TBS系の『TBS NEWS DIG』などは『斉藤慎二メンバー』と表記。この『メンバー』という呼称については、疑問視する声も多く聞かれています」(芸能記者) 最近では、2018年に元TOKIOの山口達也氏が女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検された際に、各社が「山口メンバー」という呼称を使用。さかのぼること2001年、元SMAPの稲垣吾郎が道交法違反容疑などで逮捕された際にも「稲垣メンバー」が用いられていた。 しかし、こうした「メンバー」の使用について、X上では、 《斎藤メンバーwww未だに事務所に忖度するんだな》 《騒動起こしたタレント「メンバー」呼びなんて所属事務所への忖度以外ねーんだよ!》 と、芸能事務所への“忖度”を疑う声が相次いでしまった。 そういった疑問に対する“アンサー”のつもりだったのだろう。10月8日放送の朝の情報番組『THE TIME,』(TBS系)では「斉藤メンバー」という呼称について、解説がなされたのだった。 総合司会の安住紳一郎アナウンサーは「余談ですが」と前置きしたうえで、呼称について解説した。 TBSが「メンバー」を用いることについて「書類送検のときは容疑者と呼ばないので。ただ『さん』づけの呼びも違うということで、その人の肩書きを名前の後につけて呼ぶ、ということで私たちは運用しています」と説明。 そのうえで「『何々社長』とか『何々部長』とか、そういうふうに呼んだりするわけですが、今回はお笑いトリオのメンバーということで」と、ほかの例もまじえて、話していた。 しかし、この放送を受けても、X上では「メンバー」呼称への疑問が続いている。 《いやマジで変だと思う。普通に氏でいい。「氏」が理解できない層への配慮?》 《でもその場合、ピン芸人だったらどうするんだろ?》 実際に“ピン芸人”の呼称で揺れた事例もあるという。 「2004年、島田紳助さんが、マネージャーを殴って怪我をさせた暴行事件の報道時にも、同様の呼称問題は発生しており『島田紳助容疑者』『島田紳助さん』のほかに『島田紳助所属タレント』『島田紳助司会者』といった 呼称まで登場したんです。所属タレント、司会者は今回のように『メンバー』ではないことによる、苦肉の策だったのかもしれませんが……」(前出・芸能記者) いずれにせよ、視聴者、読者に違和感がない呼び方にしてほしいものだ。