飲食店のコロナ対策発信/青い森信金、サイト開設 集客で地域経済衰退防ぐ
青い森信用金庫(本部青森県八戸市)は22日、新型コロナウイルスの影響で来店客が減少している県内の飲食店を支援するため、信金のホームページ内に独自に、各店の感染防止対策などの情報を掲載する特設サイトをオープンした。コロナ対策と共に飲食店の営業情報を公開することで集客につなげ、地域経済の衰退を防ぐ狙い。 同信金は県内全域の営業ネットワークを生かし、渉外担当者が取引先などの飲食店情報を収集。飲食店の休廃業などが増加すれば、地域経済が落ち込むとの懸念から「新型コロナウイルス対策あんしん宣言プロジェクト」として、今回のサイト開設を決めた。 1日から参加店を募集し、これまで県内180店から掲載の申し込みがあった。22日時点では約60店の情報を公開した。サイトでは和食、洋食などの「カテゴリー」、営業エリアのほか、「テークアウト可」などの情報を選択して店舗を検索できる。店舗情報のページには、国のガイドラインに沿って、消毒しているか、スタッフの健康管理をしているかなど新型コロナの感染対策状況を掲載している。 同信金地域支援室の担当者は「飲食店はコロナ対策をしていても、それを伝え切れないままに来店客を待っている。今回開設したサイトで利用者に情報を伝えることで、飲食店の支援につながれば」と話している。