「大谷が先頭打者でソトが2番」ドジャースがソトとの交渉で明かした“豪華打線”メッツ入り「裏話」米報道
メッツとプロスポーツ史上最大の15年総額7億6500万ドル(決定時のレートで約1147億5000万円)で契約を結んだファン・ソト外野手(26)の入団会見が12日(日本時間13日)、メッツの本拠地シティフィールドで行われた。この日、米スポーツ専門局「ESPN」が契約までの裏話を報じた。 【写真】今夏の球宴本塁打競争でT・ヘルナンデスを激励する大谷とソト ESPNは「フアン・ソトがニューヨーク・メッツ入りした裏話」と見出しを付け、各球団とソト、代理人のスコット・ボラス氏の交渉の内幕を報じた。 ソトとボラス氏は1週間にわたり、獲得に興味を示している球団と面談。その中で、ソトがチームに加わった際の計画も尋ねたという。 ソト争奪戦に参戦していたドジャースはフリードマン編成本部長、ゴームズGM、さらにロバーツ監督もヨーロッパでの休暇を切り上げて面談に参加。ソトが加わった場合の上位打線をどうするか質問されたロバーツ監督が「大谷が先頭打者でソトが2番、ベッツが3番、フリーマンが4番を打つ」と今季上位打線に名を連ねたMVPトリオにソトが割って入り、2番に座る計画を打ち明けたという。 さらにワールドシリーズが遠のいた瞬間を尋ねられた指揮官が0-5と5点ビハインドで迎えた第5戦だったとし「ヤンキースの打者を圧倒して流れを逆転させる投手を求め、力強い投球をするリリーフのマイケル・コペックに4回を投げさせた」と説明した。 ただ、最終的にソトは15年総額7億6500万ドルの破格オファーを受け、メッツ移籍を決断した。 ヤンキースも16年総額7億6000万ドルのオファーを出していたが、残留にはつながらなかった。それでも代理人のボラス氏は今回の交渉でヤンキースが間違ったことをしたという見方を否定。「ヤンキースがやらなかったことは関係なく、メッツがやったことがすべてだ」と金銭面だけでなくすべての条件面でメッツを選んだと語った。