NBAファイナルで選手たちが着用したバスケットシューズBEST 5
ロサンゼルス・レイカーズの優勝で幕を閉じた2019ー20シーズン。NBAファイナルは、リーグ屈指の選手層を誇る最強集団レイカーズに、ダークホースとしてイースタン・カンファレンスを勝ち上がったマイアミ・ヒートが挑むという構図となった。 ヒートは不幸にも、初戦でゴラン・ドラギッチとバム・アデバヨを怪我で失う苦しい出だしに。しかし、満身創痍のなかで優勝候補から2ゲームをもぎ取ったチーム力は、大きな賞賛に値する。一方、レイカーズはリーグ屈指の選手層でプレーオフを難なくと勝ち切ってみせた。特に、35歳にしてファイナルMVPを獲得したレブロン・ジェームズの成熟度、そして、キングの歴代最高パートナーとまで言わしめたアンソニー・デイビスの性能の高さは、まさにチャンピオンチームにふさわしいものだったように思える。 試合の総括はさておき、NBAファイナルでは毎年、選手たちの“足元”にも大きな注目が集まる。最高の舞台ということもあり、選手たちが最高のバスケットシューズを履いて、試合に臨むからだ。 そこで本稿では、NBAファイナルをシューズ目線からプレイバックし、選手たちが着用したバスケットシューズ BEST 5を独断と偏見でご紹介していきたい。
1. ナイキ コービー 5 カスタム ゴールド / アンソニー・デイビス
今回のNBAファイナルにおいて、スニーカーのMVPを選出するのであれば、筆者はデイビスをピックアップしたい。全試合で亡きコービーのシグネチャー『コービー 5』を履き続け、9月下旬の発売が未だ記憶に新しい“5 リングス”や、ジョーダンシリーズの代名詞である初見のレッド/ホワイト/ブラックなど、ナイスなキックスを多数披露してくれた。 とりわけ、シューズ全体をゴールドで覆ったカスタムモデルは、彼のプレーと同じく、コート上で存在感抜群だった。このシューズは、ナイキから提供されたPEではなく、スニーカーカスタムのパイオニア、THE SHOESURGEON(シューサージョン)がカスタムしたモデル。まさに、チャンピオンが履くべき一足であろう。