エイサー部、5年連続全国へ 県郷土芸能発表会で最優秀賞 沖永良部高校
鹿児島県立沖永良部高校エイサー部(成美るみ部長、部員15人)はこのほど、2020年度県郷土芸能専門部発表大会の伝承芸能部門で、5年連続となる最優秀賞を受賞した。同部は来年8月に和歌山県で開催される全国高校総合文化祭への出場権を得た。 大会は高校生が対象で、県内の出場校の交流や郷土芸能文化活動の奨励などを目的に開催している。新型コロナウイルスの影響で初の映像審査となり、昨年12月2日に鹿児島市で審査会があった。 今年度は伝承芸能部門に3校、和太鼓部門に5校の計8校がエントリーし、和太鼓部門では鹿屋農業高校が最優秀賞に選ばれた。奄美からは奄美高校、徳之島高校も大会に参加した。 沖高エイサー部は「えらぶんちゅ」をテーマに、稲作風景など沖永良部島の昔の暮らしを表現した劇も取り入れた演舞を展開し、約12分間の映像にまとめた。生徒の代表は「映像を見た人が笑顔になってほしいと構成を考えた。演舞では迫力も伝えたいと思った」と大会を振り返った。 全国大会に向けては「観客の前で演舞ができることがうれしい。コロナの影響で1年生は人前での演舞に慣れていないので、2年生がフォローしていきたい」と抱負も語った。
奄美の南海日日新聞