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V6 三宅健のラジオに井ノ原快彦が登場 “今”とどう付き合っていくかを一緒に模索する時間に

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リアルサウンド

 新型コロナウイルスの影響で、生活が一変した。ウイルスとの闘いは想像以上に長期戦となりそうだ。そんな現状を憂うばかりではなく、たくましく変化していく人たちもいる。V6の三宅健も、そのうちの1人だ。  三宅がパーソナリティを務める『三宅健のラヂオ』(bayfm)では、感染拡大予防対策として4月13日放送分よりテレワークを実施。スタッフ間でスマホをつなぎ、三宅は自宅からラジオ収録を行なった。  スタジオのマイクを通じてではなく、スマホからファンのもとに声が届くという慣れない状況に、「家で友だちと電話をしている感覚でラジオが成立しちゃうってすごくないですか? ふと忘れたら、普段の僕たちの会話になっちゃいますよ」と笑う三宅。  また「以前も家からオンエアしようなんてことも考えたことあるんですけど、なかなか決行することができず、まさかこういった自体で自らの家からラジオをお届けするっていうことになるとは。テレワークで仕事ができるって、1つメリットにもなるんじゃないかな」とも。三宅らしいポジティブな切り替えが垣間見えた。  さらに「ゲストの人とスケジュール調整するって大変じゃないですか。でも、テレワークを使えば出演してもらえるってこととかも可能になってくるんじゃないか」と続け、「僕、今うってつけの人を見つけたんで。その人に電話してみたいと思います。かけますよ。出るかなー」と、アポなしでゲストに電話をかけていく。これにはスタッフも「え、今ですか?」と驚きを隠せない。  電話に出たのは、井ノ原快彦だった。「もしもーし、何やってんの?」「テレビ観てた」と、先述した通り、“家で友だちと電話をしている感覚“の会話が聞こえてきて、思わず頬が緩む。この2人の間には、なにも特別なことがなくても電話がかけられる関係性、他愛もない話がいつでもできるやわらかな空気が漂っていることが伝わってくる。  「井ノ原くん、これ今ラジオ録ってるんだよ」と三宅が告げると、井ノ原はすぐさま「『三宅健のこんにちは』じゃなくてなんだっけ、『今日もこんにちは』だっけ? やっと出れたよー『三宅健のこんにちは』。ありがとう、ありがとう!」と番組名をボケまくる。 三宅が、この初の試みで井ノ原にかけたのは、そこに確固とした信頼があるからだろう。2018年、井ノ原の誕生日を受けた放送回で、三宅は「僕は昔から井ノ原くんのくだらないことを思いついたり、しょうもないことをやってたり、そういう井ノ原くんが大好きなんですけど、常にこう人を笑わせようという事を心がけてる人なので、なんか本当に雰囲気作りは井ノ原くんはすごく上手だと思いますね」とコメントしていた。  また、新しく現場に入ったスタッフが馴染めるように、いつも井ノ原が率先してムードメーカーとなって雰囲気作りをしていること。司会のときには、好感度のある真面目な態度で進行するが、「いい意味で最高のバカ」と称したくなるほどの面白さを持っている人であることを挙げて「そうしたところが好き」と語っていたのだ。  今回、三宅が「うってつけの人」として井ノ原をチョイスしたという話を聞いて、井ノ原は「最高だよ! そのチョイス(笑)。5年後ぐらいに“あのとき、井ノ原に電話しといて良かったな“って思う日が来るよ」とどんどん盛り上げていく。きっと三宅の初の試みを成功させ、彼がいつだって臆せずチャレンジできるようにと願っているのだろう。  かと思えば「ちょっと待って……亀が」と何やらゴソゴソ。三宅が「何やってんだよ!」とツッコむと、「亀の甲羅がさ、脱皮始まってさ。いい? このままでも?」と水をジャージャー流す音が。井ノ原のこういうところが、三宅の言う「いい意味で最高のバカ」で愛しい人である所以だと気づき、つい口角が上がってしまう。  もちろん井ノ原の“おうち時間“は、亀のサポートだけではない。「これを機に何か始められることないかなって考えてさ」と、ドラマの台本読みだけではなく、読書や、以前より手に取っていたウクレレも本腰を入れて練習しようと考えているのだと話す。  三宅も「1日1本映画を観るようにしてる」と続けると、すかさず「『親指さがし』でしょ? 毎日『親指さがし』もキツくない? 毎日観てるんでしょ?」と、2006年に公開された三宅の単独初主演映画を持ち出して、再びボケてみせる。さらに「ずーと探してたじゃん、親指」「まだ見つかってないんでしょ?」と畳みかけ、三宅も「見つかってないよ(笑)。いいかげんにしろ! ほんとに!!」と思わずノリツッコミを披露してしまうのだった。  「でもいいことだよ、毎日、普段できないことをできるからね」と三宅も井ノ原も、今の環境を“これまで通りできない“ではなく“これまでできなかったことができる“と思考をシフトさせている。自分が心地よいと思える、新しいルーティーンを作ってみるということ。例えば、1日1つの引き出しを片付けるという些細な取り組みも、続ければ「年末の大掃除いらなくなるよ!」と三宅。  お互いに「料理を始めたい」「友だちと電話でボードゲームやりたい」とアイデアを出し、「いいじゃん」「グッドアイデアだよ」と弾む2人の会話を聞いていると、自分もなにか小さなことでいいから始めてみようという前向きな気持ちになってくる。「何にも焦ることないじゃんね」という井ノ原の優しい言葉に、心がフッと軽くなる。どんなに慌てても、結局は今できることを一つずつ積み上げていくしかないのだから。  今回の電話ゲスト出演を受けて、今度は井ノ原が坂本昌行、長野博と手がけるラジオ『V6 Next Generation』(JFN PARK)にも「出たらいいじゃん」と打診する。だが、自分で言っておきながら「あ、ちょっと待って、ごめんごめん、2人にも聞いてみないとあれだから。シャイだからさ」「(長野は)あの人まだ黒電話でしょ?」と悪ノリ。  そして散々楽しんだ挙げ句に、「健といっつも電話で話すときみたいな感覚でしゃべっちゃってるけど大丈夫?」と我に返る井ノ原に、「俺もそんな感じだけど大丈夫かな」と三宅も。こんな会話も、今だから聞けたこと。今を我慢するのではなく、今とどう付き合っていくか。そのヒントを信頼のおける友だちと一緒に模索するような時間だった。

佐藤結衣

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