コズエンとCOLOR'Sが電撃共闘で最大派閥に!今後は“連合軍”として一番のユニットを目指す【スターダム】
6月5日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」が後楽園ホールで『後楽園大会』を開催。敗者、相手ユニット入門マッチでは、中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカのコズミック・エンジェルズと、元アクトレスガールズのユニットCOLOR'SからSAKI&清水ひかり&櫻井裕子(もう1人のメンバーは網倉理奈)が対戦した。 【動画】キュートな踊りでファンを魅了!コズエンの完璧なダンスパフォーマンスをチェック COLOR’Sは4.29東京・大田区総合体育館大会で、コズエンの試合後に乱入した際に、コズエンが負けたらCOLOR'Sの候補生に、COLOR'Sが負けたらコズエンの練習生になることを条件に両軍が対戦に同意。たむとSAKIが指切りを交わした。なお、清水のデビュー戦の相手をたむが務めた縁もある。 両チームともに“売り”としているダンスで入場。試合はCOLOR'Sが奇襲してスタート。たむは清水に「ひかり、コズエンなめんな!」とバズソーキックで反撃する。コズエンは連携攻撃を披露。COLOR'Sも徹底抗戦したため、アツイ試合になっていく。 とくにたむとSAKIはエルボー合戦、キックの打ち合いも展開するなど、COLOR'Sはバチバチにも応戦。最後は粘る清水をたむが後ろ回し蹴りを決めると、バイオレット・スクリュー・ドライバーが決まりカウント3。コズエンが勝利を収めた。 試合後、マイクを持ったたむは「コズミック・エンジェルズは、かわいくて、踊れて、カラフルだけじゃない!かわいくて、踊れて、カラフルで、強いんだよ!COLOR'S、あなたたちには私たちの研究生になってもらう…とは言いません!」と敗れたユニットが研究生になるルールを撤回。続けてこう語った。 「あなたたちのことは、ただ煌びやかなだけだと思ってた。けど違った。きょうはプロレスの強い心を見せてもらいました。COLOR'Sという組織はそのままでいい。名前も使っていい。自由にいろんなところに行けばいい。そして、私たちと連合軍として、ともに闘おう!」 闘ったことにより通じるものがあったのか、COLOR'Sに共闘を呼びかけた。ウナギがSAKIを「子分にしたい」と拒むも、たむがこれを制して「対等」での共闘を強調すると、SAKIはたむと握手を交わす。 SAKIは「共闘ってことですよね?私たちCOLOR'Sが加わればコズミック・エンジェルズ、スターダム一番のユニットになると思います。私たちいろんな団体でやらせてもらってるんですけど、このスターダムのリングでもっともっともーっと輝きたいんだよね!」と笑顔を浮かべながら、たむの呼びかけを喜んでいた。 これでコズエンは、COLOR'Sが全大会に出場しないとはいえ、スターダム最大派閥になったのは事実。COLOR'Sがスターダムの全方位を敵に回したプロミネンスとは違って“融合”という道を選択したのも面白い。 スターダムには、たむ、なつぽい、ひめか、向後桃、月山和香、壮麗亜美と元アクトレスガールズ勢がたくさんいるだけに、COLOR'Sにとっては闘いやすい環境になりそうだ。 ◆スターダム◆ 『後楽園大会』 2022年6月5日 東京・後楽園ホール 観衆 1193人 ▼敗者、相手ユニット入門マッチ(30分1本勝負) ○中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ(17分19秒 片エビ固め)SAKI&清水ひかり●&櫻井裕子 ※バイオレット・スクリュー・ドライバー 文●どら増田