ペドロ・アルモドバル監督「私は本当にティルダが大好き!」 ゴールデングローブ賞ノミネートのティルダ・スウィントンとの相性の良さ語る
ペドロ・アルモドバル監督の初の長編英語作品で、第81回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した最新作「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」。主演のティルダ・スウィントンが、第82回ゴールデングローブ賞ドラマ部門の主演女優賞にノミネートされたことを祝し、アルモドバル監督がスウィントンへコメントを贈った。 【フォトギャラリー】「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」場面写真 ショートフィルム「ヒューマン・ボイス」に続き、本作が2回目のタッグとなるスウィントンとアルモドバル監督。「私は本当にティルダが大好き!」とストレートにティルダとの仕事の相性の良さをコメントし「前作で一緒に仕事をしたときに、我々の相性がいいことは瞬時に分かりました。私たちはすぐにお互いを理解できるのです。ティルダの起源が地理的にスペインに近い場所にあるからかもしれません。彼女と一緒にまた何かを作りたいと思ったことが本作のオファーのきっかけでした」と語る。 そして、「私の映画では、登場人物たちがよく喋る。舞台作品と同じくらいに言葉は必要不可欠なのです。物語を構成する要素はどれも重要で、私はそのすべてに関わっていますが、真に物語を伝えるのは俳優たちです。本作ではティルダが熟練技で完璧に語る長いセリフと、それに耳を傾けるジュリアン・ムーアのまなざしによってバランスが保たれています。ティルダは何ページにもわたり書かれた長い独白を、大げさでも単調でもない見事な言い回しで披露し、死の苦悶を伝えました。彼女の巧みな演技が全編に渡り光っています」とその演技力を絶賛している。 アルモドバル初の英語長編作に主演したスウィントン。意外にもゴールデングローブ賞はこれまで3度ノミネートを果たしているものの無冠に終わっている。本作で初の受賞となるか、授賞式の結果に期待が高まる。 「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」は、2025年1月31日公開。