【美容費節約】自宅で「白髪染め」 元美容師が伝授するコツ(画像付き)
「白髪さえ気にならなければ、ヘアサロンへ通う間隔を伸ばせるのに」そんな風に思いませんか。 元記事で画像を全てみる 自宅で効率よく白髪を染められたら、気になる白髪を我慢しなくてもすみます。 仕方なしにヘアサロンへ通う回数が減れば、時間的にも金銭的にもストレスが軽減されるはずです。 この記事では、自宅で白髪を染めるためのコツと手順をご紹介します。 元美容師のアドバイス、ぜひ参考にしてください。
宅で白髪を染めるため、知っておきたい基礎知識
市販のカラー剤にはたくさんの種類があります。 しっかり白髪を染めるには、泡タイプよりもクリームタイプがおすすめです。 白髪を染めるには薬剤を「塗る」よりも「のせる」ように塗布することが大切です。 特に、量の多い白髪や硬い髪は染まりにくい傾向がありますので、カラー剤は多めに用意しておきましょう。 カラー剤の作用は、混ぜた瞬間から始まりだんだん弱くなっていきます。 塗布はカラー剤を混ぜてすぐに開始して、30分程度で終わらせるのが理想的です。 ■下準備 まずは髪をブロッキングします。 ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、ブロッキングをしておくとカラー剤の塗布がスムーズに行えます。 塗りムラの防止にも効果的です。 ブロッキングにルールはありませんが、一例をご紹介します。 (1) 髪をセンターで分ける (2) 頭頂部から右耳上までの髪を分け、ゴムで結ぶ(右の耳前部) (3) 頭頂部から左耳上までの髪を分け、ゴムで結ぶ(左の耳前部) (4) 後ろの髪を上下に分け、上の部分をゴムで結ぶ(後頭部上) (5) 残った後ろの下の部分をゴムで結ぶ(後頭部下) ブロッキングが終わったら、肌への着色を防ぐため生え際に油性のクリームを塗ります。 ただし、クリームが髪に付いてしまうと染まりにくくなってしまいますので、ご注意ください。 ■塗布の順番と方法 カラー剤は、しっかり染まってほしいポイントから順に塗っていきます。 ■□(1) 顔周りと分け目の周辺□□ 特にもみあげは染まりにくい場所ですので、しっかりカラー剤をのせてください。 顔周りの細かい部分を塗るコツは、ブラシの全面にべったりカラー剤をつけないことです。 ブラシの先だけを使用すると、小回りが利いて塗りやすくなります。 ■□(2) 後頭部下□□ 後頭部下はセンターで左右に分けると作業がしやすいです。 まず、ブロックをぐるりと縁どります。 塗る場所は伸びた白髪プラス0.5~1cmほどです。 例えば白髪が2cm伸びているなら、2.5~3cm幅で塗りましょう。 後頭部下のゴムを外し、薄くスライスするように髪を分けながらカラー剤を塗布していきます。 髪の量は個人差がありますが、スライスの厚みは1cm以内が良いでしょう。 後下部は体温が低くて染まりにくい場所です。 耳の後ろは白髪の多い場所でもあるので、カラー剤はたっぷり使ってください。 ■□(3) 左右の耳前部□□ 左右どちらからでも構いませんが、耳前部もまずは縁取りです。 トップの分け目にしっかりカラー剤を塗り、1cm幅でスライスを取ってカラー剤を塗布していきます。 初めに塗った生え際にも、もう1度カラー剤をのせておきましょう。 ■□(4) 後頭部上□□ 後頭部上もセンターで左右に分けると作業がしやすくなります。 スライスは縦に取っても横に取っても構いませんが、筆者のおすすめは斜めスライスです。 後ろから見るとV字になる斜めスライス、1度試してみてください。 ■□(5) 全体のチェック□□ 全体の塗布が終わったら、今度はざっくりスライスしながら塗布状態をチェックします。 カラー剤が足りない場所には、上からさらに塗布してください。 ■放置時間は温かい場所で カラー剤の塗布が終わると、30分ほどの放置時間です。 塗布は洗面所やお風呂場で行うことが多いかもしれませんが、放置時間は温かい場所に移動してください。 というのは、カラー剤がしっかり作用する環境は20~30度とされているからです。 せっかく上手に塗布していても、温度の低い場所では白髪が染まりきらないことも起こりえます。 温かい場所に移動したうえで髪全体にラップを巻き、その上からタオルでカバーすれば完璧です。 ■放置時間が終わったら 放置時間は、カラー剤のパッケージに書いてある指定の時間を目安とします。 放置時間が終わったら、白髪の多い場所のカラー剤をコットンやティッシュなどで軽くぬぐい取り、染まり具合の確認です。 染まりが悪ければ放置時間を延長しますが、延長は10分程度にしてください。 時間の置きすぎは髪や肌への負担となります。 シャンプーには熱すぎないお湯を使い、しっかり2回洗いましょう。
白髪が染まれば気分も上がる
白髪を気軽に自宅で染められたら、時間的にも金銭的にもストレス解消につながります。 いろいろなストレスが緩和されれば、美にも磨きがかかりそうです。 ぜひこの記事を参考に、自宅での白髪染めに挑戦してみてください。(執筆者:陽山 あい)