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豪雨復旧へ、草野球チーム奮闘 伊佐・石井集落

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南日本新聞

 7月上旬の豪雨で、住宅など15棟に床上・床下浸水被害が出た伊佐市大口山野の石井集落で23日、鹿児島市の草野球チームがボランティアを買って出た。ほとんど手つかずだった高齢者宅の堆積泥を手作業でかき出し、復旧を後押しした。  石井集落は山野川の氾濫で、水や泥が住宅や水田に入り込んだ。約50ヘクタールの水稲は20ヘクタールが被害に遭い、残った稲を育てるため、住民総出で壊れた水路の確保に当たっている。空き家や高齢者宅まで人手が回らず、カビが生え始めている。  窮状を聞いたのが伊佐市の社会福祉士高野翔平さん(30)。石井集落は父親の出身地。所属する同チームに相談すると、鹿児島市や姶良市に住むチームメート7人がダンプに重機を載せて駆け付けた。  20~60代の計8人は午前7時半から作業。入院中の高齢女性宅では住居の周りや小屋に5センチほど堆積した泥をスコップと一輪車で1カ所に集め、重機でダンプに積み込み搬出した。庭には砕石を敷いて地盤を強化した。

 鹿児島市の自営業橋口徹さん(40)は汗びっしょりになって作業。「想像以上にひどい状況。仲間と相談し、今後もできる範囲で協力したい」と話した。  石井自治会の上村広盛会長(68)は「高齢者が多く手作業では時間がかかり限界がある。感謝の気持ちでいっぱい」と喜んだ。