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希望をそのまま写真に写し出す写真家・松岡一哲の個展「やさしいだけ」

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2018年に写真集『マリイ』を出版し注目される松岡一哲の個展「やさしいだけ」が、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで10月3日(土)から開催される。 写真集『マリイ』は、松岡の妻・マリイと過ごす日々を継続的に撮り続けた504点のイメージによって構成されている。日常を切るとる眼差しは、見る者に身近な感情を抱かせ、そこに現れるものの存在を肯定するような不思議な感覚をももたらす。本展は、『マリイ』に掲載された作品と、展示タイトルでもある「やさしいだけ」をテーマにした最新作の約17点が展示される。 松岡は、人々は無意識のうちに誰かが作り出した価値観のものさしで世界を見るようになっていると考え、写真という非言語メディアを介して世界を再解釈する試みをし続けている。また、色彩によるイメージの平面化に関心もあり、長年愛用しているオリンパス μ(ミュー)で撮影した作品群は、統一された淡い色のトーンに包まれている。アナログだからこそ生じるブレ・ボケや、柔らかな印象などを取り入れ、独特の浮遊感を生み出す。揺らぎ続ける風景をやさしくほぐすように収められた作品からは、希望を掬うことができるに違いない。