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オンライン教育後進国・日本へのヒント? 中南米「野球アカデミー」新たな文武両道の形

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REAL SPORTS

「オンライン教育後進国」日本においても、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、オンライン教育が少しずつ広がっている。そんな中、オンライン教育を取り入れている野球学校がプエルトリコにあるという。文武両道を掲げて2007年に設立され、昨年千葉ロッテマリーンズでプレーしたケニス・バルガスが1期生だ。勉強もスポーツも自身の人生を切り開くツールと考えて合理的に上達を目指す「ネクスト・レベル・アメリカ・アカデミー」の取り組みを追った。 (文=中島大輔、写真=Getty Images)

改めて注目を集めるオンライン教育

新型コロナウイルスの感染拡大で日本全国の学校が一時的に閉鎖され、オンライン教育が注目を集めている。 2018年のOECD(経済協力開発機構)の調査によると、日本は学校でのパソコンなどの使用頻度が同加盟国で最下位だったが、デジタルデバイスを有効活用している声を拾うと、その可能性に前向きなものが少なくない。テクノロジーをうまく使うことで「マンツーマンで話し合う機会をつくりやすい」など、現実世界の課題を乗り越えることができるからだ。 オンライン教育はスポーツに重点的に取り組む学生にこそ向いている。そう考え、中南米のアメリカ自治領プエルトリコで初めてオンライン教育を取り入れたアカデミー(私学の学校で、高校や中学の位置づけ)がある。 「エージェントとして働いているとき、IMGアカデミーを見てオンラインで学ぶほうがいいと気づいた。10代のスポーツ選手たちがオンラインで勉強している理由は、好きな時に学び、より多く練習できるからだ」 野球界の代理人として活動し、2007年に自身のアカデミーを設立したペドロ・レオンはそう語る。IMGアカデミーはテニスの錦織圭やマリア・シャラポワらトップスポーツ選手を輩出している文武両道の育成機関だ。ペドロがプエルトリコで生徒たちとともに行っている意欲的な挑戦は、アカデミーの名前にまさに込められている。 ネクスト・レベル・アメリカ・アカデミー。 「野球だけのプログラムではなく、スチューデント・アスリートのためのプログラムをつくりたかった。授業はすべて英語で行われる。生徒たちが卒業後、アメリカのカレッジに進学する準備をできるよう、学習システムを提供している。プレップスクール(進学に向けて準備する学校)のようなものだ」

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