カゴメ、通販限定「あじわうトマト」 オンライン試飲会でファンと絆
カゴメの通販事業部は8日、この日に発売した通販新商品「あじわうトマト」の試飲会とマーケティング担当者などによるトークセッションをオンラインで行った。 これは通販事業部とファンとの交流イベントの一環として、ファンとの関係性を強める狙いから開催したもので、オンラインツールを活用すれば顧客との距離的な問題がなくなり、全国の顧客とコミュニケーションを図れ、顧客同士の会話も可能なことから初めて実現した。 通販事業部は、これまでにも様々な形でファン育成に積極的に取り組んできた。しかし、コロナ禍ではファン育成のための料理教室や産地ツアーなどのリアルイベントが軒並み中止となり、オンラインの活用に至った。
今イベントでは、一部で商品開発者とのトークセッション、二部で新商品「あじわうトマト」の乾杯および懇談を実施。全国の「カゴメ健康直送便」の中から、抽選で選ばれた顧客らが参加し、終始和やかな雰囲気で行われた。 一部では、商品開発担当者が開発プロセスを「味の目標をつくる」「味を開発していく」「食感をつくる」の3つに分けて説明。「トマトの加工方法で性状が変わる。濃厚だがなめらかな性状が特長」「最も苦労した点はトマト原料の素材開発。試作したものを工場で再現するのが困難だった。工場に何度も足を運び、試行錯誤しながら完成した」など解説した。 二部では「あじわうトマト」による乾杯と懇談が行われ、参加者からは「食感が濃厚でおいしい」などの意見が寄せられ、マーケティング担当者は「トマトをまるごと食べているかのような商品づくりも意識した」など語った。 最後に参加者からは「開発者から、開発コンセプトやターゲット等を直に聞けた非常に興味深い試飲会だった。また、機会があれば、参加したい」「あじわうトマトは濃厚な口当たりで、飲むというよりは食べるという感じで新鮮な食感だった」などの感想があった。