【バレー】デンソー・田代佳奈美「相手は予想と違う選手が出てきた」、久光・荒木彩花「ブロックでチームに貢献したい」 V1女子会見
10月17日にSAGAサンライズパーク総合体育館(佐賀県佐賀市)で行われた、2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)、久光対デンソー戦の記者会見コメントをお届けする。 久光3-0デンソー(25-23、26-24、26-24)
デンソーエアリービーズ
田代佳奈美選手(以下、田代):今日は開幕戦ということで、(昨シーズンから)メンバーもいろいろ変わったりして、何回もリーグを経験している選手もいましたが、緊張している選手もいました。キャップ(新加入のキャサリン・プラマー選手)は今週合流したばかりでしたけど、しっかりコミュニケーションをとりながらプレーできていたと思います。久光さんは攻撃力も守備力もバランスが良くて、正直、そういう雰囲気に自分たちがどんどんどんどんハマってしまったゲームになりました。 ――久光のディフェンスは、選手が変わってブロックの高い選手が増えていたと思いますが、セッター目線でトータルディフェンスで向こうにはめ込まれたと感じるところがあれば教えてください。 田代:出場した選手が自分たちの予想とだいぶ違ったのですが、その予想していた選手も高さがあったので、高さに関してはそこまで気にしていませんでした。石井優希選手や井上愛里沙選手はボールを読む力が高い印象だったので、そこで点数をどのようにうまく取るかというのは、リーグ前の練習でいろいろ考えてやっていました。 川北元監督(以下、川北):やはりちょっと序盤から中盤に久光さんに押し込まれるような状況が続いて、追いついて追い越すところまでどうしても行かなかったかなというゲームでした。初戦ということもあって、硬くなるのは致し方ないかなと思いつつも、ちょっとリズムが、相手のしたいようなバレーボールになってしまったなというふうに感じています。とはいえ、初戦なので、この経験を今後にどう生かせるのかというのは、試されているところだと思うので、今は一喜一憂せず、次の試合にしっかり集中して挑みたいと思います。こういう中でリーグ戦が行えるということがまずありがたいということと、こういう時だからこそ、よりいいプレーをして、勝ち進みたいなというふうに思います。 ――先ほど田代選手が、(久光は)予想と違った選手が多く出ていたというふうにおっしゃっていましたが、久光で想定外だった部分や選手はいましたか。 川北:(フォルケ)アキンラデウォ選手が出てくるのかなというのは、正直ありました。我々もプラマー選手は合流して3日というところで、コンディションをなんとか整えてという感じではありましたけども。久光さんはずっとチームを作りながら、ここまで来られてきたと思うので、誰が出てもおかしくないとは思っていましたが、そこにしっかり対応できるチームにならなきゃいけないなと改めて、反省材料として挙げたいと思います。 ――ミドルの横田真未選手が今シーズン入られたばかりですが、例年はあったサマーリーグや黒鷲旗などの公式戦がない中で、いきなりデビューがVリーグになる選手に対しての送り出し方などはどういうふうに意識されていたのか教えてください。 川北:横田選手は非常に良いパフォーマンスを続けてきましたが、経験値としてはVリーグは本当に初めてで、できるだけ早い段階で経験を積ませたいという思いはありました。リーグ初戦ということもあって、難しい試合になる、なかなか思い通りにプレーできないということは考えられると思っていましたが、彼女に関してはすごく集中して、いいプレーをしてくれたのではないかと思います。