奄美大島で修学旅行 徳之島の2小学校 異なる歴史や文化に触れる
天城町立兼久小学校(院田裕一校長)の5、6年生16人と天城小学校(富林弘智校長)の6年生14人は25~27日、鹿児島県奄美大島で修学旅行を実施した。児童たちは南から北まで島内各地を巡り、同じ群島内でも徳之島とは異なる歴史や伝統文化、自然に触れた。 両校は当初、昨年6月に沖縄県へ行く計画だったが、新型コロナウイルスの影響で1月に延期。行き先は県本土なども検討していたが、群島内を希望する保護者の声や感染状況から奄美大島に変更した。 一行は25日夜に定期船で奄美大島入りした。26日は水中観光船やマングローブ林のカヌー体験で自然を満喫。最終日は歴史や文化を学ぶため奄美市の奄美博物館や龍郷町の奄美大島紬村を訪れ、大島紬の泥染めも体験。午後6時の最終便で帰島した。 兼久小5年の児童は「徳之島と奄美はすごく似ているけど、方言や大島紬など文化が違って驚いた。家族にお土産を買うのが楽しかった」と笑顔。 野球の大会で来島経験のある天城小6年の児童「一番の思い出は初めて乗ったカヌー。マングローブは鳥の鳴き声がたくさん聞こえた。(島内を)あちこち回れて楽しかった」と話した。
奄美の南海日日新聞