サンローラン プロダクションズの短編映画「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」公開
「サンローラン プロダクション(Saint Laurent Productions)」とスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)監督がタッグを組んだ短編映画「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」が7月12日より全国公開となった。上映時間は31分で、鑑賞料金は一律1000円。 【画像】イーサン・ホークとペドロ・パスカルがW主演
サンローラン プロダクションは、「サンローラン(SAINT LAURENT)」の子会社。サンローランは映画製作に本格的に参入した初のラグジュアリーブランドとなる。同作はアルモドバル監督にとって2作目の短編。男性社会で生きるクイアたちのせつない愛を描いた西部劇で、第76回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され話題を呼んだ。 主役ふたりを務めるのは「ビフォア・サンセット」「6才のボクが、大人になるまで。」の名優イーサン・ホーク(Ethan Hawke)と、「マンダロリアン」「THE LAST OF US」と立て続けにヒット作に出演しているペドロ・パスカル(Pedro Pascal)。撮影が行われたのは「荒野の用心棒(1964)」、「夕陽のガンマン(1965)」といった名作西部劇が撮影された場所だ。アルモドバル監督は「まさか自分が西部劇を撮ることになるとは思ってもみなかった。史上最も暑い夏の耐え難い気温にもかかわらず、私はこの撮影を大いに楽しんだ」とコメントしている。 また、サンローランのクリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)が担当した色鮮やかな衣装については「当時を再現するのではなく、1900年から1915年にかけての西部劇で俳優たちがどのように着こなしていたかに注目し、当時の映画からインスピレーションを得てデザインした」と明かした。