自転車ロードレースTHE ROAD RACE TOKYO TAMAが青梅駅着の133.8km山岳コースに
自転車ロードレースTHE ROAD RACE TOKYO TAMAが青梅駅着の133.8km山岳コースに
東京都は11月29日(金)、2025年7月13日(日)に開催する「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」のコース詳細を発表した。第2回大会となる今回はUCI1。2クラスに昇格し、国際色豊かなレース展開が期待される。オリンピックコースを一部踏襲し、さらに多摩地域ならではのアップダウンと青梅周辺の山岳地帯を含む、よりハードなコース設定となった。
THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025が国際レースへUCI1.2に昇格
2023年12月に第1回大会が開催されたTHE ROAD RACE TOKYO TAMA。国内チームのみのナショナルレースだったが、今回はUCI1。2クラスに昇格。海外コンチネンタルチームなどの参戦も見込まれ、レースのレベルが大きく向上することが予想される。
武蔵野の森公園~青梅駅前全長133.8kmへ大幅スケールアップ
第1回大会は八王子・富士森公園をスタート、武蔵野の森公園前がゴールの72。6km(女子は49。8km)で開催された。今回は、武蔵野の森公園前をスタートし、JR青梅駅前にゴールする133。8km(女子は青梅周辺の周回コース33。5km)へと大幅にスケールアップ。男子は約60km、レース距離が延長された。
東京五輪コースから尾根幹、そして青梅へ!変化に富んだコース設定
コースは、2020年東京オリンピックのロードレースのスタート地点(武蔵野の森公園前)から、オリンピックコースと同様に是政橋へ向かう。その後、多摩地区のサイクリストには馴染み深いアップダウンの続く「尾根幹」を西へ。多摩ニュータウン通り、多摩境通りを経て、柚木通り、野猿街道を東へ戻る。さらに中央大学多摩キャンパス前を通り、平山橋で浅川を渡り、浅川と多摩川沿いの比較的平坦な一般道を経由して青梅市街地へと向かう。
勝負の鍵を握る! 榎峠を含むテクニカルな周回コース
JR青梅駅前を通過後、選手達は1周約16kmの周回コースへ突入。多くの観戦機会を創出するために設定されたというこの周回コース、最大の見どころは、軍畑駅付近から始まる平均勾配6%、約2kmの榎峠。勾配だけでなく、タイトなコーナーが連続するワインディング区間を含むこの登りを、4~5分で駆け上がる選手の姿が見られるだろう。また、最高時速80km/h以上が予想されるハイスピードなダウンヒルも見逃せない。さらに、黒沢から青梅市街地へ戻る青梅坂トンネルへの登り(平均勾配3。5%、約2km)も、逃げが発生していれば、逃げている選手にとっては徐々に脚を削る難所となる。男子はこの周回を4周、女子は2周回する。
一般参加型レースも同時開催!ホビーレーサーも注目
青梅の周回コースを利用した一般参加型のレースも同時開催予定。募集開始は2025年2月頃を見込んでおり、本格的なロードレースコースを東京で走れる貴重な機会となる。詳細情報は決定次第発表される予定で、ホビーレーサーも注目の大会となりそうだ。 大会公式サイト。
Bicycle Club編集部