通信2強、6G開発で連携 NTTとKDDI
NTTとKDDIが、大量の情報を省電力で高速伝送できる次世代の光通信技術の研究開発で連携する方針であることが1日、分かった。高い技術力を持つ国内通信大手の2社で協力し、2030年代の導入に向け各国の開発競争が激化している第6世代(6G)移動通信システムで世界標準を獲得する狙いがある。 近く正式に発表する。今後の研究では、NTTが既に開発を進めている最先端のデータ伝送技術「IOWN(アイオン)」を活用する。消費電力量を抑えながら膨大なデータを送る通信網の技術基盤の確立を目指す。 6Gは現在普及が進む第5世代(5G)に比べ10倍の高速通信が可能とされるが、技術的な課題は多い。