<掛布が語る>不振の福留は2軍で再調整すべし!
■ペナントレースの先を見据えた戦略の必要性 ファームでは、死球で戦列を離れていた伊藤隼太が、復帰後、結果を残している。打線の状況が、いいときだからこそ、ペナントレースのこの先を見据えて、福留を再生させ、伊藤隼太という若い選手に育成のチャンスを与えておく選択肢があっていいのではないだろうか? 確かに福留の持つ可能性と、その守備力は捨てがたい。和田監督が決断に苦悩するのも理解できる。だが、結果として打率1割台の7番打者が、いつまでも、そこに留まっていれば、チームの活性化にはつながらない。競争の原理が失われたチームは、熱を失ってしまう危険性もあるのだ。 (文責・掛布雅之/阪神DC、評論家/構成・本郷陽一)