累計出荷台数1,400万本を突破! 美容機器市場で存在感を増し続ける「ReFa(リファ)」の開発力に迫る
ーReFaのものづくりへのこだわりを教えてください。 ひとつは、ReFaの商品に搭載されているテクノロジーの出発点は「人が持つ技術」である点です。美容業界においても、とくに日本人が持つ技術の高さは世界に誇れるものです。 美容ローラーも「エステティシャンの手の動きを再現したい」という思いから開発をスタートさせました。「人が持つ技術を汎用性の高いテクノロジーに落とし込む」というスタンスは我々らしいなと思っています。 また、「あえて工場を持たない」ことにもこだわっています。それは私たちが持っている技術だけで商品を作るのではなく、世界中のあらゆる技術を活用してものづくりを行うためです。 美容の技術を応用するだけではなく、異業種の技術をいかに美容に活用できるかという視点は開発においても重要です。現在も数十の大学との共同研究や専門家との共同開発を行い、独自技術の開発に取り組んでいます。 また、ベストな商品を作っていく際に、人の感覚ではわからないくらい細かい形状や角度にまでこだわったものづくりを目指しています。もちろん最新のテクノロジーを搭載することは大切ですが、「使っていて気持ちがいい」「使い続けたいと思う」など、肌で感じる本質的な商品の良さを追求していくことも重要です。 ひとつの優れたテクノロジーがあったとしても、それがぴったり合うかはお客様によって千差万別なので、確かにすべてのお客様に「使いやすい」と感じていただくのは難しいです。だからこそ、ReFaは多くの商品ラインナップを取り揃えて、さまざまな環境の方に満足していただきたいと思っています。 ー老舗の美容ブランドも多いなか、「ReFa」が15年でこれほどまでに多くのファンに愛されてきたのは妥協のない姿勢によるものなのですね。 ありがとうございます。たとえば、ただ髪が乾くだけでよければドライヤーにこだわる必要はないと思うんです。でもなぜ高価格なReFaのドライヤーを使ってくださるのかというと、使うことで確かな効果が実感できるからですよね。 私たちは「その行為が苦行ではなく楽しみに変わる商品開発」を目指しています。ReFaのドライヤーを使っていただくことで、“髪を乾かす”という面倒な日常行為が毎日の楽しみな時間に変わってほしい。そのために搭載する技術、商品の形状や角度、メンテナンスのしやすさなど、さまざまな部分をこだわり抜いています。 また、デザインへのこだわりもReFaを好きといっていただける理由のひとつだと思います。私たちが美容業界に参入したころ、美容機器は使っていることが恥ずかしい商品ジャンルだったんです。でも、そんなふうに感じているものを毎日使うことはできないですよね。 お客様のライフスタイルに馴染みながら、毎日使いたいと思ってもらえるようにしたい。プロダクトのデザインはもちろん、それに付随する広告や商品パッケージなどのクリエイティブも含めて、ReFaの商品を持っていることを誇ってもらえるようなシンプルな機能美を追求しました。