支援困難な子どもとの接し方 対話の大切さ学ぶ 意見交換も/岡山・真庭市
第4回「美作圏域での子ども・若者への支援を考える~支援者のためのセミナー」(NPO法人未来へ主催)が4日、岡山県真庭市久世の久世公民館で開かれた。「あなたが支援の難しい子どもに出会ったとき」をテーマに美作地域の支援員や行政、福祉団体職員ら約30人が理解を深めた。 【写真】グループワークで意見を交わす参加者
同NPO法人の藤本優代表理事がテーマに沿って発表した。運営している自立援助ホームについて「義務教育が終わっても自立できない子どもたちが児童相談所や少年院などからくる」と説明。そうした「難しい」子どもたちと向き合う際のポイントに▽子ども目線▽子どもの承認欲求を満たす▽話の深掘り▽話を整理する―を挙げ、「対話からどんな支援ができるか探っていく」と語った。
対話から引き出したい子どもたちの特徴について▽内向的か、外交的か▽楽観的か、悲観的か▽同調性▽共感力―を挙げ、「こうした特徴はなおすことはできないが、自制心を身に着けることが大切」と強調。「一呼吸おいて、自分の欲求について考える。これができないと、社会に出られない」と話した。
また、グループワークを行い、意見を交わした。
津山朝日新聞社