育休中に金髪にしたら抗議が…バービーとの子を共に育てる僕が感じた「男性育休」への誤解
3年間の不妊治療の末、今年8月に第一子となる娘が誕生。それを機に約3ヵ月半の育休を取得したバービーさんの夫・つーたんさん。連載「#nofilter」第16回の前編【妻・バービーと同じ目線で育児スタート…「パパ育休」を3ヵ月半取得して思ったこと】では、「育休期間に子育ての感動を体感できたことはもちろん幸せだったけれど、育休を取っていなかったら生活がうまくまわらなかったかもしれない」など、当事者だからこそ感じた育休取得の感想を率直に綴っていただきました。後編では、育休を取ったからこそできた経験や得た気づき、そして、男性の育休について色々と考えるきっかけになったというSNSで届いた1通のメッセージについてもお伝えします。 【写真】育休中に人生初の金髪にしたバービーの夫・つーたんと第一子となる愛娘
髪色を変えたらインスタにDMが届いた
そして話は本質から逸れるが、妻が先月の連載でも書いていた、色々と考えるきっかけとなった『金髪問題』についても触れておきたい。子どもが生まれてから1ヵ月半ほど経った頃、髪も伸びてきたので美容室へ出向いた。そこで僕は人生で初めて金髪にした。金髪にした理由は2つ。 まずは、ここ1~2年で急に白髪が気になってきたこと。だましだまし白髪染めを回避してきたが、いずれ髪を染めるのであれば、思い切って休業中の今しかできないカラーにしてみようと思った。 もう1つは、仕事と自分を切り離すため。実は休業に入って早々、一度職場へ出向くことがあった。必要があると感じ、納得した上で自ら出向いたし、継続的に発生するわけではない。しかし、今後同様のことがあった際に、そうした選択肢をできる限り除外して育児に専念したいと思った。さすがに金髪で職場に馳せ参じることはできないからだ。 ほどなくして、SNSで僕の髪色の変化に気づいた方から「育休中に美容室に行くなんて」というお叱りの長文DMが届いた。 育休中に遊んでいる姿を見せないで欲しい。あなたみたいな人がいるから男性の育休が誤解され、真面目に育児に取り組んでいる男性がかわいそうだといった内容だった。実際に、つい最近自分の夫が育休をとった際にそうした男性育休のイメージからネガティブな出来事に遭遇したらしい。