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住友電工、20年度経常益6割減へ。自動車関連需要の減速響く

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鉄鋼新聞

 住友電工は31日、2020年度の経常利益が前期比約6割減の480億円になるとの見通しを発表した。新型コロナウイルスの世界的感染拡大により、主力のワイヤハーネスを始め超硬工具や巻線など自動車関連需要が多い製品群の販売が急減したことが響く。リーマンショックの影響を受けた08年度以来12年ぶりの低水準。4~6月期は約420億円の経常赤字だった。ただ車関連の需要は改善しつつあるため、7~9月期からは段階的な損益改善が見込まれる。  今年度の売上高は2兆7500億円で同11・5%減、純利益は100億円で同86・2%減の見通し。新型コロナウイルスの感染拡大で自動車をはじめとする製造業の操業が世界的に制限されたほか、経済縮小による自動車需要の減退を受けてワイヤハーネスの販売は大幅減。さらに車載部品を加工する超硬工具や、部品に用いられる焼結合金や巻線などの需要も減退した。今年度については中国以外での影響が特に顕著。また内需が中心の建設用電線についても市場が縮小している。一方FPCはコスト削減で収益が改善したほか、情報通信関連の事業は堅調だった。ハーネスや巻線は第2四半期から超硬工具や焼結合金は下期からの需要回復が期待される。  4~6月期の連結決算は売上高が5152億6600万円で前年同期比31・1%減、経常損益は421億5400万円の赤字(前年同期は202億8600万円の黒字)、純損益は414億9700万円の赤字(同65億700万円の黒字)だった。