クリッパーズのカワイ・レナードが練習復帰も指揮官は試合出場を急かさず 「100%であることを確認したい」
ロサンゼルス・クリッパーズのタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は、右膝の炎症で欠場中のカワイ・レナードが練習に復帰したと明かした。33歳のベテランがチーム練習に加わったのは昨季以来。ルーHCは「コンタクトなしの練習」と語ったが、今後2週間以内に試合へ出場する可能性があるという。 レナードはメディア対応を行なっていないが、ルーHCはレナードの調子は良さそうと語り、彼の存在がチームに活力を与えたとしている。 クリッパーズは直近5試合で3敗しており、先日はデリック・ジョーンズJr.が右ハムストリングの張りを訴え、2週間後に再評価を受けると発表した。そのような中でのレナードの練習復帰は、チームにとっていい影響をもたらしている。ルーHCも、「彼がフロアにいるのを見ただけで今日は少し元気が出たよ」と語っている。 なお、開幕以降クリッパーズは14勝11敗でウェスト6位につけている。大黒柱不在でも勝ち越せているのはディフェンスが要因で、100ポゼッションあたり108.5失点という数値は、リーグ6位である。さらにノーマン・パウエルは、平均得点が昨季の13.9点から今季は23.6点まで伸ばしており、MIPの候補にも挙がっている。 ルーHCは、「常に勝つチャンスがあると感じている。勝つ方法を見つけるだけだ。毎晩同じようにはいかないかもしれないが、とにかく勝つ方法を見つけ、勝つためのコンビネーションを見つけようとしている。彼らはそれをやってのけた」と、選手たちを絶賛した。 そのため、レナードの復帰についても決して焦ってはいないという。ルーHCは復帰に向けたプロセスを忍耐強く待つと語る。 「彼はフロアに戻るために、もっとたくさんのことをしなければならない。彼が100%であることを確認したいんだ。70%、75%という状態ではなくね。復帰に向けたステップをスキップさせるつもりはない」
NBA Rakuten