中四国の高校生が選ぶ「志願したい大学」 卒業後を見据える学生増加か【2024年調査結果・リクルート進学総研】
リクルートが運営するリクルート進学総研は、高校生の大学選びの動向を明らかにするため「進学ブランド力調査2024」を実施し、その結果を発表しました。今回の調査では、全国を7つのエリア(関東甲信越・東海北陸・関西・北海道・東北・中四国・九州沖縄)に分けて調査を実施しています。 【画像:ランキング19位~1位を見る】 本記事では、中四国エリアの高校生を対象とした志願度の高い大学を紹介します。ランキングの前に、まずは高校生の志願動向について、リクルート進学総研所長の分析を見ていきましょう。 ※高校生が最終的に受験校を絞り込む前段階における「志願したい大学」を聞くことを目的としているため、調査時期は、高校3年に進級した直後の4月となっております。 (出典元:リクルート「高校生の『志願したい大学』を7エリアで発表『進学ブランド力調査2024』」)
● 【リクルート進学総研の小林所長はこう見る】中四国の高校生の最新志願動向
中四国エリアの特徴は、トップ10が全て国公立大学であること、またランクインした大学の半数近くが関西を中心とした他エリアの大学であることです。その中でも、2024年度に女子大学として初めて理工学部を新設する安田女子大学が、全エリアで唯一地元の女子大学としてランクインしていることが注目されます。 今回の調査では、全国の高3生に対し、「大学選択の際に重視する項目」についてアンケートをとりました。1位の「学生生活が楽しめそう」に続いたのは、大学卒業後を意識した「就職に有利そう」(2位)、「自分が成長できそう」(3)という項目でした。進学先を考える高校生にとっては、学びだけでなく、卒業後の進路や自身が成長できる大学かといった観点も、大きな判断基準になっているようです。
●第5位:神戸大学
第5位は「神戸大学」でした。兵庫県神戸市灘区に本部を置く神戸大学は、1949年に設置された国立大学。古くから国際交流にも力を入れていて、2023年11月時点で65の国・地域にある375の大学・研究機関と学術交流協定を締結。留学や国際共修など、活発な国際交流を実施しています。