ダニー・ボイル×アレックス・ガーランド『28年後...』2025年公開 予告編&海外版ポスターも
『28日後...』『28週後...』の続編『28 Years Later(原題)』が、『28年後...』の邦題で2025年に公開されることが決定した。 【写真】『クレイヴン・ザ・ハンター』のアーロン・テイラー=ジョンソンが主演に 人間の脳を破壊し、凶暴化させるウイルスが蔓延したロンドンを舞台に、生き残ったわずかな人間たちが感染者と死闘を繰り広げるサバイバルホラー『28日後...』(2002年)。後に『スラムドッグ$ミリオネア』(2008年)でアカデミー賞監督となるダニー・ボイルと、脚本家のアレックス・ガーランドのコンビにより世界中で大ヒットを記録した。そして5年後には続編となる『28週後...』(2007)も公開された。そんな『28』シリーズの第3弾となる本作では、恐怖の感染拡大から28年後の新たな物語が描かれる。 本作でもボイル監督と、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』では監督・脚本を手がけたガーランドが再タッグ。2人はプロデューサーにも名を連ねている。主演を務めるのは、マーベル映画『クレイヴン・ザ・ハンター』のアーロン・テイラー=ジョンソン。そのほか、『ザ・メニュー』『ハリー・ポッター』シリーズのレイフ・ファインズ、『最後の決闘裁判』のジョディ・カマー、『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』のアルフィー・ウィリアムズらが共演に名を連ねた。さらに、『28日後...』で主演を務め、『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーがエグゼクティブ・プロデューサーとして参加している。 あわせて予告編と海外版ポスターも公開。テレビで『テレタビーズ』の番組を観ている子供たち。そこにやってきた一人の女性が緊急事態を告げる。オープニングシーンは、悲鳴とともにテレビ画面に血が飛び散るショッキングなシーンから幕を開ける。「始まりは――10,228日前(28年前)」のテロップの後、セリフは一切なく、呪文のような謎めいた言葉と、単調な音楽にのせて、不気味で異様な映像シーンが連続する。孤島で暮らす人々、壁に貼られたコミュニティのルールが書かれた絵、墓場のような十字架、見張り台で“何か”を監視する人間、槍や弓矢のようなもので武装し、怯えたような表情でどこかに向かう親子とみられる男性と少年……。島を離れ、何者かに追われた2人が逃げ込んだ家の中では、頭部を袋で覆われ、逆さに吊るされた屍が動き出す。さらに奇妙な映像は続き、暗闇の中で銃を構える兵士や、森の中でうごめく人間ではない物体の姿も。また、何百もの頭蓋骨が積みあがる広場のような場所が映り、草むらから現れる白くやせ細った人や、何かに襲われる兵士や家族とみられる人間のショットが続く。映像の最後、赤ちゃんを抱いている女性が見つめる先には、どんな世界が映っているのか。 海外版ポスターでは、本シリーズのアイコンが赤い頭蓋骨で埋め尽くされている様子とともに、「TIME DIDN’T HEAL ANYTHING(時間は何も解決しない)」という意味深なコピーが描かれている。
リアルサウンド編集部