大手町をデジタルネイチャーで演出 落合陽一が手掛けるインスタレーション『nullの木漏れ日』6月9日より展示
落合陽一が手掛ける緑とデジタルが融合したインスタレーション『nullの木漏れ日』(Sunbeam of null in forest)が6月9日(木)から7月8日(金)、東京・大手町タワー内にある大手町の森にて展示される。 【全ての写真】落合陽一が手掛けるインスタレーション『nullの木漏れ日』 大手町の森は、約3,600平方メートル におよぶ「本物の森」で「都市を再生しながら自然を再生する」という開発コンセプトを具現化したもの。3年にわたるさまざまな検証を実施したうえで、多くの土壌や植物を君津から大手町へ輸送・移植した。 一般的なオフィスビルの足元に見られる緑地帯とは異なる、 緑地の集約配置、 一般動線との分離、 様々な樹種の混交といった工夫により、 現在では近隣に位置する皇居や神田川との生態ネットワークを形成。ヒートアイランド現象の緩和などクールスポットを生む効果や、四季の変化も楽しめることから、近隣オフィスワーカーの憩いの場として利用されている。 『nullの木漏れ日』は、 3Dホログラム(3D Phantom(R))を活用したメディアアートで、 落合氏の創作テーマ「デジタルネイチャー(計算機自然)」をもとに、大手町の森をインスタレーション作品にしたものだ。 「デジタルネイチャー」とは「コンピュータと自然が親和することで再構築される新たな自然環境」として捉えられる世界像。 本作品は「空即是色色即是空」と言われるようにデジタルによって物質性と離れて生まれる木漏れ日と、デジタルによって突如として生じうる可能性の関係を惹起するメディアアートである。 ■展示情報 『nullの木漏れ日』(Sunbeam of null in forest) 6月9日(木)~7月8日(金) 展示時間:18:00~23:00 会場:大手町タワー内・大手町の森 料金:無料