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メルセデスF1代表、ラッセルの重要性を主張も「フリーになってもメルセデスの枠は保証されていない」

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オートスポーツweb

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウォルフは、チームの将来構想に関して、メルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)は今も非常に重要な存在だと語った。 【写真】2020年型マシン『FW43』をドライブするジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)  今年ウイリアムズF1で2シーズン目を迎えたラッセルは、メルセデスからできるだけ早く昇格の通知が来ることを心待ちにしている。しかし来シーズンに関しては、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの現行体制継続がほぼ固まったため、彼は独自の道を歩むことになった。  2021年にはボッタスの後任になるかもしれないとの期待もあったが、ウイリアムズF1がオプション権を行使することを決めたため、22歳のラッセルは3年目もチームに残って戦うことになった。  ウォルフは、ラッセルとの契約をもう1年続けるとしたクレア・ウイリアムズの判断を理解、尊重すると語り、同時にこれによってラッセルがメルセデスで今後レースシートを獲得できなくなったわけではないとした。 「ジョージにはウイリアムズと結んだ3年契約があと1年残っている。クレアは、ジョージがチームにとって大切なドライバーだという意志を明確にしたのだ」と、ウォルフは『Crash.net』がF1第3戦ハンガリーGPの前に行った独占インタビューのなかで語った。 「その点について言えば、契約に則って行われた彼らの決定を尊重しなければならない。ジョージも我々も、それは2年前の時点で理解していた」 「ジョージにF1で走るチャンスを与えたのがウイリアムズだ。だからこそ、チームの今回の決断についてもおおいに尊重されるべきだと考えている」 「我々は常に長期的な視点で考えている。チームにとって、ジョージは長期的に見れば非常に重要な存在だが、2021年に向けてではないということだ」 「一方で、仮にジョージが今フリーになったとしても、メルセデスでの枠が保証されているわけではない。現在我々のドライバーはバルテリとルイスだが、チームに対する彼らの忠誠は非常に重要な要素だ」 「我々はこのコンビにとても満足している。バルテリもルイスも良いパフォーマンスを見せてくれる。互いにとても良く折り合っているし、それがチームにとって重要な原動力となっている。さらにエンジニアたちもふたりのフィードバックを高く評価している」 ■ウイリアムズの現状に「大きな前進を遂げている」と満足  ふたりとも、正式に来シーズンの契約を終えたわけではない。ただ、先週時点での下馬評によれば、すでにボッタスが新たな契約延長に同意したとみられるほか、ハミルトンの契約についても遠からず確定する模様だ。  そんななかでウォルフは、惨憺たる結果に終わった2019年シーズンから復調に向けて努力を続けるウイリアムズを称賛した。実際に、直近の2レースともラッセルが予選Q2に進出するという成果を上げている。  メルセデスに転じる前には株主でもあったウイリアムズの状況を見て、ウォルフは「常々気にかかっているチームだけに、今の状態はとてもうれしい」と述べた。 「昨年はいつもグリッド後方にとどまっていたが、そこからほぼ中団の位置にまで大きく飛躍した。マシンが予選でかなり力を発揮できているのだろう。大きな前進を遂げていると思う」  ウォルフは、ラッセルがゆくゆくはトップチームでブレークしたときに、今の経験が成長の糧になるはずだとも述べた。 「彼の学びは続いている。それが我々と彼の双方にとって今後重要になってくるだろう」  残念ながら、ウイリアムズの2020年型マシン『FW43』は予選と比べて決勝で力を発揮し切れていないようだ。ラッセルも、彼にとっては非常に大切なチャンピオンシップポイントにまだ届いていない。 「僕たちは土曜日にはとても速いのに、日曜日にはかなり苦しんでいるんだ」とラッセルは認めた。 「けれど、全体を見て、これまでの進歩に目を向けると、特に予選については相対的に満足できる状況だよ」 「多くのプラス要素がみられる。あとはマイナス要素を是正して、レースウイーク全体を通してペースをつくっていければ良いだけだ」 [オートスポーツweb ]

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