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多古の城郭魅力発信へ 歴史家宇野さん保存会アドバイザーに 御城印監修やツアー企画

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千葉日報オンライン

 多古町の歴史資源の魅力について発信する民間団体「多古城郭保存活用会」のアドバイザーに、歴史家の「山城ガールむつみ」の愛称で知られる宇野睦さん=横浜市=が就任した。今後発行する町内の中世城郭の「御城印」のデザインや、歴史散策ツアーの企画などに携わっていく。  宇野さんは、山を利用して築かれた天守閣のない城塞(じょうさい)「山城」を約1200カ所巡っている中世城郭のスペシャリスト。全国トップクラスの数と言われている同町の山城を地方創生に活用しようと活動する同会の誘いを受け、アドバイザーを務めることになった。  登城した日付を書き込んだりするはがき大の御城印は、神社や寺院の御朱印のようなもの。工夫を凝らしたカラフルでポップな見た目が人気で、専用のホルダーが発売されたこともあり、男女問わず年々収集家が増えている。町では同会が多古、並木、志摩の3城の御城印を5月に発行している。

 宇野さんは、市原市や神奈川県三浦半島などで御城印のデザインと裏面の解説文を手掛けた実績がある。同会は宇野さん監修の御城印を10月24日から9カ月にわたり毎月一つずつ発売する計画で、既にある三つと合わせて12城になれば、全国1位の発行数となる。  千葉氏の関連城郭である並木城は、出入り口の「枡(ます)形」が二つある全国的にも珍しい城。埋もれている魅力を発信するツアーの企画にも取り組んでいく。宇野さんは「多古の山城の素晴らしさを地元の方も意外と知らない。誇れるものがすぐ近くにあるということを教えたい」と意気込んでいる。  同会事務局長の小室裕一さんは「当時の痕跡を探すところに山城巡りの魅力はある。山城を活用した町おこしに取り組み、多古をパイオニアにしたい」と意欲。代表の高橋朝子さんは「若い人の力も加わり、さらに精力的に活動できる。城跡の整備に励んでいく」と話した。  同会は道の駅多古あじさい館で、次にどの城の御城印が出るか当ててもらうキャンペーンを行っている。御城印の発行直前に発表と抽選を行い、毎月3人に町の名産品を発送する。

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