若く見える人は、腸内環境がいいらしい!「実年齢よりマイナス10歳」を目指したい人が、すべき2つのこと
40~50代になって、「最近おなかの調子が悪いし、肌悩みも増えてきた……」と悩んでいませんか? 日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれており、昨今の研究では閉経の平均年齢は52歳で、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。 この時期はホルモンバランスの影響やストレスで、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。 今回は、腸内環境の改善に役立つ食事やサプリメントについて、一般社団法人日本サプリメント協会理事長、後藤 典子さんに教えてもらいました。 【イラスト解説】猫背改善のための簡単トレーニング
「いい腸内環境」とは?
「美容と健康に腸内環境が大切とよく聞くけれど、実際どのような状態が理想なのかよくわからない」という人は多いのではないでしょうか。 腸内には約1,000種類、100兆個もの細菌が存在しています。 腸内細菌は、からだにいい効果をもたらす「善玉菌」、便秘やさまざまな病気の原因となる「悪玉菌」、約7割を占め、善玉菌と悪玉菌のどちらか優勢なほうに味方する「日和見(ひよりみ)菌」の3つのグループに分類されます。 「いい腸内環境」とは、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が優勢で、日和見菌が善玉菌の味方をしている状態です。 腸の動きが整って消化吸収がスムーズになるため、栄養素の吸収効率アップや免疫力の上昇、肥満の予防など、美容や健康に大きなメリットがあります。 一方、有毒な大腸菌やブドウ球菌などの悪玉菌が優勢になり、日和見菌も悪玉菌に加担しているような状態を「腸内環境が悪い」といいます。
腸内環境が悪いとこんなデメリットが!
腸内環境が悪いと、さまざまな不調や病気の原因となります。 更年期は女性ホルモンの減少によって、腸の動きをコントロールしている自律神経が乱れやすく、腸内環境が悪くなりやすい時期です。 最近感じている肌の悩みは、もしかしたら腸内環境が影響しているかもしれません。 以下は、悪い腸内環境が美容面に与える影響です。 1.肌荒れしやすい 悪玉菌が増えて腸内環境が悪い状態になると、悪玉菌がつくった有害物質が血液内に入ります。 この有害物質が肌に届くと、ターンオーバーが乱れてニキビや乾燥、皮脂詰まりなどの肌トラブルを起こす可能性が高くなるのです。 便秘になると肌荒れしやすいのは、腸内環境が悪化し悪玉菌が増殖することが関係しています。 2.肌老化が加速しやすい 腸内環境が悪いと、糖化が起こりやすくなります。 糖化とは、あまった糖分とたんぱく質が結びつくことで、からだの老化を促進させる現象です。 肌の透明感や柔軟性を失わせ、くすみやシミ、シワ、ハリの低下など、肌老化を加速させます。 実年齢より若く見えるような美しい肌を手に入れるには、腸内環境を改善し、糖化を抑えることが重要なのです。
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