埼玉・大野知事が会見 緊急事態措置を一部緩和(全文2完)病床使用率の低下は良いこと
店名公表でかえって人が集まるという話もある。どう思うか
朝日新聞:あとなんですけども、店舗名などの公表をするとかえってその店舗に人が集まるのではないかというような話もありますけれども、そこについてはどう考えていらっしゃるか、お伺いさせてください。 大野:そういった懸念はあろうかと思います。ただ、埼玉県の方々は大変生真面目でもありますし、ぜひご協力いただきたいというふうに、少なくとも今回の法律の立て付けでは協力の要請、そして知事にしてもこれ実は法的な罰則の担保がないものでありますので、ここはわれわれとしてはできることをやるということで、法の立て付けに従って1項、2項、3項と。つまり次は公表ということになります。ご協力を求めることになりますが、ただ、公表することが目的ではありませんので、協力いただいて、可能な限りクラスターとなる懸念を下げるということが目的なので、今は丁寧にお願いをし、そして実地調査をしというプロセスを踏ませていただきたいと思っています。 朝日新聞:ありがとうございます。 大野:どうぞ。
国会議員向け説明会の狙いを知りたい
記者1:読売です。今日リリースがあったんですけど、日曜日に国会議員向けに説明会を行うというような話があるんですけれども、これのまず趣旨と狙いについて教えてください。 大野:毎年、実は私ども埼玉県といたしましては国会議員の方々にお集まりいただいて、埼玉県の現状をご説明し、そして要請を埼玉県選出の国会議員の皆さんを通じてお願いをさせていただくというのが毎年のパターンであります。 ただ、今年はこういう状況にありますので、1つの理由はあまり密になると困るので。実は毎回、各部長、局長ぐらいが全員出席して説明会をさせていただいておりますけれども、それはやはりまずいだろうということが1つ。それから2つ目には今こういう状況で、やはりコロナ感染症対策等に特化するべきであろうっていうことで、コロナ感染症に関連するご説明をし、そして私どものほうからお願いを、国の協力等が必要なものについてはお願いさせていただくということにしたと、そういうものになります。 記者1:他県なんかを見ていると、やっぱり政権とのパイプのある知事っていうのは決定が早いのかなというふうに見受けられるんですけれども、知事は実際、政権とのパイプのなさとか、薄さっていうのは体感としてはありますでしょうか。 大野:そこが私にはちょっと比較してよく分かりませんけれども。というのは、東京都とかを見てても、あるいは大阪もそうですけれども、政権とのパイプが必ずしも、私よりあるかどうかっていうのは、ちょっと私には判断がしにくいと思っています。というのは、選挙のときの経緯からいえばですね。 そしてもう1つ言えば、私ども、例えばコールセンターの話もそうでしたし、それからこの3週間で積み上げたものもそうですし、PCRの数もそうですけれども、決して遅いとはまったく思っておりません。それは自民党さん、公明党さんの政権との距離と、必ずしもイコールというふうには思っていません。どうぞ。