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御宿駅前の名物土産店が閉店へ コロナ影響、9月末で50年の歴史に幕 「赤字出さないうちに決断」

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千葉日報オンライン

 御宿町のJR御宿駅前にある名物土産店「シーガル」が、新型コロナウイルスの影響で売り上げが激減したために9月末で閉店する。約半世紀にわたり営んできた内山浩さん(73)は、「これまでの経験では対処できない。赤字を出さないうちに決断した」と理由を語った。  同店は1971年、同所で広さ2坪の店でスタート。77年に現在の建物が完成し、1階の40坪を使用している。内山さんによると、当時、町内は海水浴ブームにより多くの観光客でにぎわっていたといい、70年代後半のお盆の時期には一日で400万円ほどの売り上げがあった。  90年代になるとレジャーの多様化や電車の利用者減少により来客数が右肩下がりに。売り上げ回復へ御宿にちなんだ「月の沙漠」や町キャラ「エビアミーゴ」のオリジナル商品を開発。ビーチ用品の取り扱いも始めた。さらに、町の観光スポットや魅力を紹介するコーナーも用意して時代の変化に対応してきた。  しかし、今年は新型コロナの影響で町内の各イベントは中止になり、4、5月は緊急事態宣言を受けて休業。その際に「これまでの業態で経営するのは難しい。傷が浅いうちに撤退すべき」と半世紀の歴史に幕を下ろすことを決意。6月の再開後も売り上げは昨年の1~2割にとどまっている。  内山さんは市民団体の事務局長を務めており、長年地域活性化に尽力してきた。町内の畑で、海難救助の史実で町と交流のあるメキシコ原産の「皇帝ヒマワリ」と「皇帝ダリア」を育てており、閉店後も「花で観光客を呼べるようになれば」と気持ちを切り替えた。

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