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新型コロナ経済対策~100兆円ほどの基金をつくって対処するべき

配信

ニッポン放送

100兆円くらいの基金をつくって予防的に対処する~3次補正をせずに基金から出す

飯田)そうすると8月に4~6期の数字が出て、そのあとだと秋の臨時国会。 高橋)臨時国会でやると、本格的に真水で補助金をやらないと経済が大変になってしまうということがわかると思います。でも経済政策としては、今回の補正で国債30兆円が出ていますが、お金の使途を決めないで、先に100兆円くらいの基金をつくるという手はあります。「もう少し景気が悪くなってからでないと出さない」という財務省の意図で、こういう形になっているのだと思います。 飯田)本来は、予防的な手当てをしておいた方が傷は浅くて済みますよね。 高橋)そうです。それであれば、3次補正せずに基金のなかから出せばいいのです。 飯田)しかも機能的に国会を待たずに出せるわけですよね。 高橋)国会の方は事後承諾というような形でしょうね。戦後の経済で例がないくらいに落ち込む可能性のある、戦前の大恐慌並みの話なので、基金をつくって予防的に対処した方がいいと思います。 飯田)戦前の大恐慌では、「大学は出たけれど」という雇用にもとてつもないダメージがあって、各国、対外的なブロック策、恐慌策につながったという歴史がありました。いまはそういう瀬戸際にいるということですよね。 高橋)それが読めれば、基金をつくってという発想になると思いますけれど。悪い数字が目の前に出なければ対応できないという人も多いみたいですね。 飯田)どうせ予算を編成するには、国会を通さなければならないという仕組みなので、国会を延ばせばいいと思うのですが、どうですか? 高橋)これは、7月に都知事選があるという政治日程がネックになっているのではないのでしょうか。オリンピックをやらないので延ばしても大丈夫ですが、都知事選はありますからね。

予備費2000億円では足りない~5兆円なければ地方の政策ができない

飯田)国会をこれで閉じるとなると予備費は2000億円くらい積むということで、閉じるから予備費で積んでおくというのは念頭にあるのですか? 高橋)2000億円では足りないですよね。今回、地方創生の話は、交付金が2兆円増額になりましたから、それはいいのですが、普通に考えると5兆円くらい積んでおかないと危ないというレベルです。地方での政策ができません。 飯田)財源の問題にぶつかると。 高橋)東京都しかまともな対策はできません。これも増やした方がいいです。あとは10万円をもう1度やるべきですが、まだ10万円が行きわたっていませんので、予算化できないということかも知れませんね。

2次補正によるお金は秋口には切れ、3次補正のための臨時国会を開く必要も

飯田)第1次補正は、当座5月の苦境をもたせるためのものだと受けました。そうすると、2次補正があったとしても、秋口にはそのお金は切れてしまいますよね。空白期間が生まれる可能性はありませんか? 高橋)4~6月期のGDPが確実に悪いというのは、4~5月はほとんど経済活動をしていませんからね。こういう話は後にどんどん効いて来ます。足りなくなるので国会を閉じても、すぐに臨時国会を開かなければいけない状況になる可能性も高いと思います。臨時国会はオリンピックがないのでいつでも開けます。夏に開けばいいのです。

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