Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

学校給食が高級クラウンメロンを救う 静岡県

配信

静岡朝日テレビ

 静岡県・森町の小学校で美味しそうに学校給食のメロンを頬張る児童たち。 実はこのメロン、なんと果物の王様とも呼ばれる「クラウンメロン」なんです。 一体なぜ学校給食で提供されているのでしょうか。 静岡県温室農業協同組合 : 「クラウンメロンが売れずに困っていて、何とかならないかということで農家からメロンを買い上げて、静岡県内の公立の小中学校の給食で食べてもらうことにしました」  大口の取引先である首都圏の百貨店などが軒並み休業し、収入が激減したクラウンメロン農家。そんな苦境に立たされた農家から、組合がメロンを買い取り、学校給食で支援しようという取り組みが始まっています。

メロン農家の危機的状況

 袋井市を中心に、静岡県西部で生産が盛んなクラウンメロン。現在約240軒の農家で作られています。 100年ほど前から脈々と受け継がれてきた伝統の栽培方法で作られ、一本の木から1つしか取れない、貴重なメロン。  一本の木の栄養をひとつの果実に全て注ぎ込むことによって生まれる強い香りと濃厚な味わいが特徴で、糖度などの厳しい検査基準をクリアしなければ市場にすら出すことができない、それが果物の王様と呼ばれるゆえんです。  そのクラウンメロンが、今危機的な状況にあるといいます。 メロン生産者 : 「クラウンメロンっていうと高級ブランド。一流の果物ですのでこういうものこそ、こういう時期だと商品の売り上げが低迷して価格もかなり下がってしまっている」                        主な取引先である首都圏の百貨店や青果店などが、都の休業要請を受け、軒並み休業。商品を売ることができない上、市場の単価も3割~4割ほど下がってしまい、苦労して作ったメロンも塩漬け状態になってしまったのです。 メロン生産者 : 「2月ごろ、新型コロナの感染者が増え始めた頃から下がり始めて、3月4月5月と最低な価格。生産者はとにかく安くてもなんでも作り続けていなければならないというのがいちばん大変」                   収入はピーク時の半分ほどにまで落ち込んでしまい、他の農家も一様に収入は激減。クラウンメロン業界全体に暗雲が垂れ込めていました。