改良の災害ロボ完成 WRS出場へ MISORA2披露 福島県南相馬市
南相馬ロボット産業協議会は2025(令和7)年10月に福島県南相馬市で開催される「ワールドロボットサミット(WRS)2025」に出場する災害対応ロボット「MISORA(ミソラ)2」を完成させた。24日、市内で関係者にお披露した。 同協議会は2021年に開催されたWRS2020のインフラ・災害対応部門災害対応標準性能評価種目にMISORAで臨み、世界2位に輝いた。 WRS2025ではプラント災害チャレンジに出場する。MISORA2は初代を改良し、小型化と軽量化を図った上でソフトウエアを一新した。協議会に加盟する企業9社の技術を結集した。さらに会津大が共同出場し、仮想空間と連動させる「デジタルツイン」の処理を担う。 MISORA2はWRSプレ大会にも参加する。24日はプレ大会に先立ち、市内のホテル丸屋グランデで南相馬ロボット産業協議会の決起集会が開かれ、デモンストレーションを行った。同協会の渡辺光貴会長は「会津大と力を合わせ、世界一を狙う」と抱負を語った。
■10月4、5日WRSプレ大会 WRSプレ大会は10月4、5の両日、南相馬市の福島ロボットテストフィールド(ロボテス)などで開催される。福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)の主催、経済産業省の共催。