アンソニー・エドワーズのリーダーぶりに脚光 ベテランのマイク・コンリーも評価「10倍は味方になってくれる」
ミネソタ・ティンバーウルブズは、主軸だった生え抜きのカール・アンソニー・タウンズが開幕前にニューヨーク・ニックスへ移籍したなかで、ここまでウェスト3位(12勝10敗)につける。5年目を迎えたアンソニー・エドワーズがボーカル・リーダーとして覚醒しているようだ。 ウルブズは開幕から勝ち負けを繰り返し、日本時間11月28日(現地27日)のサクラメント・キングス戦で今季初の4連敗。借金も最多の「2」となった。『スター・トリビューン』のクリス・ハイン記者によれば、23歳のエドワーズはキングス戦後、ロッカールームで10分にわたってチームの課題を指摘したという。 すると、ウルブズは11月30日(同29日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦から4連勝。4試合連続で100失点以下(92、80、80、90)に抑えている。12月7日(同6日)にゴールデンステイト・ウォリアーズを下したあと、エドワーズは「彼(ジュリアス・ランドル)の守備は初めて見たよ。信じられないことだ。しっかりガードしていた」と、今季新加入のジュリアス・ランドルの献身的なプレイについて、冗談を交えながら評価した。 チーム最多の30得点を挙げたエドワーズだが、「もし自分がシュートを決めれば、すごくハッピーだ。だから、他の選手がシュートを決めればハッピーになるのは分かるし、僕もハッピーになる。これまでもそうだけど、僕は自分が得点するよりも、その方が嬉しい」と語っている。 37歳の大ベテランであるマイク・コンリーはエドワーズについて、「正しいことをしたり、ポジティブなことが起こると、(エドワーズは)10倍は味方になってくれる。僕が3本連続で3ポイントシュートを決めれば、『マイク、君は最高のシューターかもしれない。あんなシュートは見たことがない』とね。みんなに自信を与えてくれる。彼(エドワーズ)はいつも自分の考えていることを、おもしろく言おうとしている。彼が言っていることは真実だと信じているから、誰も彼と争おうとしない」と信頼を寄せている。 ウルブズは平均110.7得点こそリーグ20位だが、平均106.6失点はリーグ4位。タウンズを失っても、エドワーズが力強くチームを牽引している。
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