岩手のヒーローを三振斬りの堀「すいません。ちょっと勉強不足でした」【日本ハム】
◇22日 楽天6X-3日本ハム(岩手県営野球場) 21日に1軍再昇格後、初登板となった日本ハムの堀瑞輝投手が2―3とリードされた7回2死満塁から登板。地元・岩手県出身で大歓声に後押しされた銀次を143キロの直球で空振り三振に切り、大ピンチを脱した。 堀は続く8回も3者凡退で切り抜け、1イニング3分の1を無失点。銀次を迎えた場面も「盛り上がりもすごかったが、全然気にしていなかった。地元出身なんですか? そういうことだったんですね。すいません。ちょっと勉強不足でした」と、あっけらかんとしたもの。「(1軍に)上がってきてからは、正直失うものはもうないかなと思って」と背水の陣で投げたのが功を奏した。 リフレッシュの意味も込めて2軍で再調整させた新庄剛志監督は「球の切れが戻ってきたというか。今までずっとああいう場面で投げてきた投手なので、1回ボス組(2軍)で気持ちの切り替えをしてもらって。また戻ってきてくれて、また抑える。打たれる時もあると思いますけど、気持ちの面では落ち着いたんじゃないでしょうか」と、頼れる左腕の復活に満足げな様子だった。
中日スポーツ