新しい集出荷場が完成 野菜・花き合同は県下初 JA安房神戸支店 館山(千葉県)
JA安房神戸支店(館山市佐野)の新集出荷場「園芸振興拠点センター 野菜・花き集出荷施設」が完成した。野菜と花の合同施設は県下初。鮮度を保つための設備も充実しており、販売力強化が期待される。18日に竣工式があり、関係者が完成を祝った。
同支店管内は、ブランドとなっている「かんべレタス」やストック、トルコギキョウ、「西岬のひまわり」など全国的にも知名度の高い、高品質な野菜、花きの生産地。
これまでは野菜、花きは別々の集出荷場だったが、それぞれの施設の老朽化や施設の集約化による販売体制の強化を狙いに整備した。事業費は約2億5000万円。
新施設は、鉄骨造延べ床面積1535平方メートル。施設内は鮮度を保つための暑さ対策が施されており、真空予冷装置など各種設備も充実。
レタスや花を、高い品質を保ったまま計画的に出荷できるようになり、共同出荷体制の構築で経費節減なども図られ、農産物をより有利に販売できるようになった。
竣工式には、松元善一組合長はじめ地元県議、館山市長、JA各連合会関係者ら34人が参列し、テープカットで完成を祝った。
松元組合長は「野菜と花きの集荷を、同一場所で行うなど県内でも他に類のない施設で、今後の地域の拠点となり、JA安房の中心的な出荷施設となっていく」とあいさつした。
房日新聞