こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】ストーリアは「We do COMPACT」を体現したダイハツ渾身のスモールカー!
これまで日本にはたくさんのクルマが生まれては消えていった。そのなかには、「珍車」などと呼ばれ、現代でも面白おかしく語られているモデルもある。しかし、それらのクルマが試金石となったことで、数々の名車が生まれたと言っても過言ではない。 【画像ギャラリー】日常の足として優れた経済性と利便性を実現したストーリアの写真をもっと見る!(4枚) 当連載では、これら「珍車」と呼ばれた伝説のクルマや技術などをピックアップし、その特徴を解説しつつ、日本の自動車文化を豊かにしてくれたことへの感謝と「愛」を語っていく。今回は、個性あふれるデザインと質感の高さでコンパクトカー超えを果たした、ダイハツ ストーリアを取り上げる。 文/フォッケウルフ、写真/ダイハツ
■スモールカーの持ち味はそのままに上質感をプラス
1997年に創業90周年を迎えたダイハツは、「We do COMPACT」という企業スローガンを掲げ、小さなクルマの魅力をより強力に訴求していた。今回クローズアップする「ストーリア」はそんなスローガンのもと、気軽に使えて社会・環境に優しいスモールカーの持ち味はそのままに、安全性や走行性、快適性などを充実させたまさにダイハツの意欲作として注目を集めた。 "新1000ccスタイル"と銘打って登場したストーリアは、小さくて広い新コンパクトパッケージ、どこから見てもひと目でわかる全く新しいスタイル、快適な室内と広い荷室といった特徴を実現していた。 全長3660mm、全幅1600mm、全高1450mmというサイズは競合車よりもひとまわり小さく、居住性や実用性を満足させるには難しいチャレンジだったが、小さくて使い勝手のいいクルマを作るのはダイハツとってお手の物。日常的な用途で不満はなく、そのうえ内外装を上質に作り込まれていた。 どこから見てもひと目でわかるスタイルを目指してデザインされた外観は、セダンの上質感とハッチバックの実用性を融合させた3次曲面のリアウインドウとノッチ付きバックドアで構成される。 フロントまわりは縦形の大型異形マルチリフレクターヘッドランプを採用し、質感のあるメッキバンパーモールの効果も相まってじつに個性的な表情が演出されていた。ボディサイドはホイールアーチとロッカーモール、メッキサイドモールをあしらうことで小さいながらも躍動感が演出され、上質な雰囲気も漂わせていた。
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