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京大出身『秀才ウオーカー』五輪金へ視界良好!山西利和が5000メートル競歩で「想定内」日本新V

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中日スポーツ

◇19日 陸上・全日本実業団選手権第2日 (熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)  陸上の全日本実業団選手権第2日が19日、埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、非五輪種目の男子5000メートル競歩では、2019年世界選手権20キロ競歩金メダリストで東京五輪代表の山西利和(24)=愛知製鋼=が鈴木雄介(富士通)の持つ従来の日本記録を2秒余り更新する18分34秒88で優勝。京大出身の秀才ウオーカーは五輪金へ視界良好だ。  霧雨が降りしきる悪条件も山西の敵ではなかった。小気味よいピッチを刻み2000メートル過ぎで同じ東京五輪代表の高橋英輝(富士通)を引き離すと、あとは独り舞台。日本新でゴールした後は笑顔一つ見せず、トレードマークの黒縁メガネをクイッと上げた。  「コンディションが整えば出ると思った。想定内でしかない」。酷暑のドーハ世界陸上を一人旅で制した山西にとって、日本新は通過点だった。  V候補筆頭で迎えたはずの東京五輪は1年延びた。山西は「年齢的にこの1年が致命的になることはない」と気丈に語るが、心身への影響は否定できない。「ピークを数カ月後に合わせていたので、なくなって気が緩んだ。コンディションも下がった」と言う。  コロナ禍で実戦からも半年以上遠ざかり、山西は体づくりから再出発した。「体の機能的な使い方を一から見直した。それが技術にも生きてくる」。一糸乱れぬ美しい歩形に磨きをかけた。  非五輪種目の5000メートルは、五輪へのプロセスの一つ。あくまで勝負は来夏の20キロだ。山西は「常識にはとらわれない。世界記録は十分射程に入るし、そこから先が勝負だと思っている」。冷静な語り口に自信がみなぎった。

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