負けられない戦いで人気力士が必死の抵抗 “土俵上で3回転”魅せながら戦う姿にファン胸熱「頑張った悔しい」
<大相撲七月場所>◇十一日目◇24日◇愛知・ドルフィンズアリーナ 人気の十両十四枚目・生田目(二子山)が、十両十一枚目・碧山(春日野)に気合い十分で立ち向かった一番。惜しくも敗れはしたものの必死に粘る姿に館内は沸き、「頑張った悔しい」とファンは胸を熱くさせていた。 【映像】土俵上で人気力士が3回転 新十両で異色の経歴も話題の人気力士・生田目。初土俵から約4年半、ようやく関取の座をつかんだが、今場所は二日目から5連敗と苦しい展開に。十日目までを終えて星取表は3勝7敗。負け越しまであとがなくなり、十両残留を確実とするためにはなんとしても残り5番を勝たなければならない状況となった。 十一日目に対戦したのはベテラン38歳で重戦車とも呼ばれる巨漢の碧山。経験も体格も上回る相手だったが、立ち合い気迫あふれる突き押しで前に出た生田目は、碧山の強烈なはたきにも落ちることなく動きのいい攻めを展開。土俵際で生田目がバランスを崩すと客席から悲鳴のような歓声が上がった。 しかし生田目は粘ってグルリと1回転して応戦。碧山がすかさず背後を取ろうとするも、生田目は再び回転。さらに土俵際で三度回転して必死に抵抗したが、最後は生田目が転がるように倒れて土俵を割った。生田目が敗れると「ああー!」と落胆の声が館内に響いた。生田目は悔しそうな表情を浮かべていた。生田目は8敗目、碧山は4勝目。 今場所負け越しとなる8敗目を喫し、十両残留が厳しくなった生田目。だが最後まで粘る必死の相撲は多くのファンを魅了し、「惜しかった」「頑張った悔しい」「よく残したね」とねぎらう声のほか、「くるりんぱ」「目が回った!」「なんだこのターンw」「しょっきりかな?」と笑顔になる視聴者も相次いでいた。 (ABEMA/大相撲チャンネル)
ABEMA TIMES編集部