ふっくらおいしい! 大船渡産の「サンマ給食」 友好都市・佐久市の小中学校で提供
長野県佐久市の小中学校で東日本大震災で被災した岩手県大船渡市の名物・サンマを使った給食が提供され、児童生徒は復興を願いながら味わいました。 佐久市の佐久平浅間小学校の児童たちが頬張っているのは、サンマのかば焼きです。 児童: 「身がふっくらしていておいしい」 おかわりを取り合うほどの人気です。 給食に使われたのは、2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大船渡市で水揚げされたサンマです。 佐久市は友好都市の大船渡市を支援しようと、震災直後から物資を送ったり職員の派遣などを行ってきました。 その一環として、大船渡産のサンマを購入し、9月30日の「サンマの日」にあわせて給食で提供する取り組みを3年前から行っています。 児童: 「津波の被害もあるけどがんばってやってもらいたいなと」 「はやく復旧して元気になって」 サンマは、去年に続き今年も不漁が予想され、価格も高騰しています。そのため、市は、生のサンマは確保できず冷凍サンマを市内小中学校24校およそ8500食分用意しました。 児童: 「(Qサンマ高いって知ってる?)なかなか取れないと聞いた。感謝ですね、送ってくれた人たちに」 児童たちは、地元の漁師に感謝し、復興を願いながら秋の味覚を味わいました。
長野放送