ジャクリーン・ケネディが一新した、ファーストレディのおしゃれセオリー5
アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ夫人としてアメリカのファーストレディを務めたジャクリーン・ケネディ。それまでのファーストレディ達とは一線を画すファッションセンスは、今なお注目の的。そこで、ジャッキーが変えたファーストレディのおしゃれセオリーを今一度おさらい。 【写真】メラニア夫人がワースト? 歴代ファーストレディの物議を醸したファッション40
オートクチュールでつくる、ジャッキー流ニュールック
セオリー1 大統領夫人となったジャクリーンの衣装を手がけたのは、ハリウッドで活躍していた衣装デザイナーのオレグ・カッシーニ。ボックス形のジャケット、ピルボックス帽、ロンググローブ、フィット&フレアワンピースなどを生み出し、ジャクリーンを世界一エレガントな女性に仕立て上げた。また、ジャクリーンは完璧主義者としても有名だったため、常に体形にぴったり合う服をビスポークしていた。
高級オートクチュールをアメリカで完コピ
セオリー2 もともと「シャネル」や「ジバンシィ」といったヨーロッパの高級メゾンが大好きだったジャクリーン。アメリカのファーストレディとして公式行事ではアメリカブランドのものを着用しなくてはならなかったため、ヨーロッパから取り寄せた生地をニューヨークの店で仕立てていたそう。1963年11月22日、ケネディ大統領暗殺時に着用していたあの有名なピンクのツイードスーツも、「シャネル」と同じ生地をNYの「chez Ninon」で仕立てたもの。 バッグは「シャネル」。
ピルボックス帽には、パールネックレスを合わせて
セオリー3 1961年、ペールブルーのワンピースとハットで気品あふれるスタイルながら、ボリューミーなパールネックレスでモダンなアクセントをプラス。大統領夫人の枠を超え、女性たちの憧れの存在となったジャッキーは、特にクラシカルなピルボックス帽を好んでいたよう。ちなみに、ジャクリーンが愛した大粒のパールネックレスは、ほとんどがイミテーションのコスチュームジュエリー。
イメージアップには、深紅のツーピースを味方に
セオリー4 ジャクリーンがホスト役を務め、ホワイトハウスを案内するというTV番組『A Tour of the White House with Mrs. John F. Kennedy』 は、1962年度のエミー賞を受賞。その際に身に着けていたのが、深紅のツーピース。その調度品やインテリアはもちろん、ジャクリーンの美しさに全国民が感嘆し、大統領夫妻のイメージアップに一役買った。
ドレスに合わせて、ヘアスタイルもモダンにチェンジ
セオリー5 31歳でファーストレディになったジャクリーンは、その若さという点でもいままでのファーストレディの枠にハマらないファッションセンスを披露。メキシコとの公式レセプションパーティには、ベアトップのフォーマルなロングドレスに、当時流行していたボリュームのあるヘアアップスタイルで登場。女性誌で多く取り上げられ、トレンドを加速させた。