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手がかかり過ぎて封印の銘菓を復活 老舗の「福知山城の城石」

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両丹日日新聞

 京都府福知山市駅前町の老舗和菓子店、名門堂千原(千原達哉店主)は、人気銘菓の一つだった「福知山城の城石」を、10年ぶりに復活させた。1990年から店頭に並べていたが、手間がかかり過ぎるため、販売を取りやめていた。福知山城の石垣を思わせる形が、来店客の目を引いている。  店主の千原さん(58)が、新たな商品を作ろうと30年前に開発。黒糖の羊かんをふやきで挟み、シナモンをまぶした和菓子で、石垣をイメージして、わざとちぐはぐに切ったあと箱に並べている。  「この菓子しか買わない」という客もいるほど、当時は人気を集めていたが、作業工程が多いため手間がかかり、一度に作れる量も少ない。このため、10年前に販売をいったんストップしたが、復活を求める声が多く寄せられていた。  外出自粛の影響で客足が減り、時間ができたこともあり、復活を決断。また今年の大河ドラマは、福知山城を築いたとされる明智光秀が主人公。このことも、幻の銘菓復活を後押しした。  さらに掛け紙もリニューアル。70年ほど前に販売していた別の菓子の掛け紙デザインを活用し、趣のある福知山城をあしらったものに変えた。3日から店頭に並べ、1箱260グラム1500円(税込み)で販売している。  千原さんは、「新型コロナウイルスが終息したあと、観光客に買ってもらうことで、福知山名物の一つとして、まちのアピールにつながればうれしい。市民のみなさんにも、独自の製法で作る羊かんを使っているので、形とともに味も楽しんでほしい」と話している。

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