マスク姿で門出祝う 鹿児島市など4市村で成人式
11日の「成人の日」を前に、鹿児島、薩摩川内、姶良の3市と三島村で成人式があった。鹿児島市の会場となった川商ホールには、マスクを着けたスーツや振り袖姿の若者が集まり、人生の新たな門出を祝った。 【写真】晴れ着姿で記念撮影する新成人=鹿児島市の川商ホール
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での開催。「3密」を避けるため午前と午後の2部制が導入され、それぞれの式典も例年の1時間50分から30分に短縮された。 緊急事態宣言が出た1都3県からの参加は自粛を求められ、参加者は事前登録した2298人を下回る約2000人(主催者発表)。昨年より約3000人少なかった。 午前の部では、新成人を代表し実行委員長の田中美晴さん=鹿児島大2年=と副委員長の松下達哉さん=鹿児島国際大2年=が「錦江湾のようにおおらかに、楠(くす)の香のようにさわやかに未来に向かって力強く羽ばたく」と誓った。 県教育委員会によると、2020年10月1日現在の県内の新成人は1万3514人(男6594人、女6920人)。