【母親裁判詳報⑤】逮捕までの間を語る「街中のカメラをたどれば…すぐにわかると思っていた」
▼事件後の日常的なやりとり Q(事件後も)日常的なやりとりが続いていた心境は? A)世界が崩れ去った中でも娘の前では普通に装っていた。娘との生活は続けないといけないから、LINEのやりとりも続いていた。自分でもおかしいとは思っていた。 Q)兄と電話したときの心境は? A)兄には娘の不登校の話もしていなかった。助けを求める範囲を超えていた。本当に言いたかったことは(電話の)最後に言いましたが、亡くなった両親が聞いていたらどうだったかと。(兄には)母の話をもっと聞いてあげればよかったと。話を聞いて助けを求めていたのは自分の方だった。 Q)瑠奈被告に殺人だとか損壊について話をした? A)ありませんでした。 Q)瑠奈被告からは? A)なぜだとか、どのようにとは言われませんでした。ただ、これ言ったら怒られるかなとか、えづかなくなったと言っていて、本当はしたくなかったんだと思います。 Q)どういうこと? A)やりたくないけど、やっているような、疲れている感じ。 Q)怒られるは誰に? A)私たち夫婦の事ではないと。娘の周りには魂があって、その上に神様がいて、それだと思う。 Q)瑠奈被告がチェキを出してきたとき、どうだった? A)楽しそうではなかった。ただやったことを共有したいという感じ。 Q)一連のことに楽しいと思っていた? A)何か課題をやらなければいけないからやっている、楽しんではいないという感じ。お肉がメインのお弁当だった時、「こんなの食べれない」と言っていた。
▼動機について Q)動機はなんだと思いますか? A)ずっと怒っているわけではありませんし、なぜかは分かりません。 ▼取り調べについて Q)黙秘権については言われた? A)最初に言われたのが、2人が逮捕されて大変なことになったね。あとは浩子さんが2人のために全てを話すだけだと。 Q)7月24日、取り調べは何時から? A)10時ぐらいから Q)何時まで続いた? A)夜の10時まで。 Q)食事は? A)取っていません。 Q)休憩は? A)トイレぐらいはありました。 Q)弁護士は? A)こういう時、弁護士を呼び出すことはできますかと聞くと、ベテランの警察の方が「知っている人はいますか」って言って「いません」というと「じゃあ仕方ありません」と。