医療従事者支援で野球、サッカー、バスケ、バレーら7競技が異色合体…なぜONE神奈川でスポーツが手を結べたのか?
最前線で新型コロナウイルスと戦う神奈川県内の医療従事者らを支援しようと、同県内に拠点を置くスポーツチームが競技の垣根を越えて集結し、チャリティーイベントが開催されることになった。 野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ラグビー、アメリカンフットボール、フットサルの7競技から15人の現役選手が参戦。サッカーゲームの『FIFA 20』で頂点を競いながら、視聴者や企業から寄付や協賛金などを募る『One KANAGAWA Sports All-Star Cup 2020』の開催概要が18日に発表され、参加するチームおよび選手が下記のように決まった。 【野球】横浜DeNAベイスターズ・上茶谷大河【サッカー】横浜F・マリノス・遠藤渓太、川崎フロンターレ・旗手怜央、湘南ベルマーレ・梅崎司、横浜FC・武田英二郎、SC相模原・水野晃樹、Y.S.C.C.横浜・宮尾孝一、ノジマステラ神奈川相模原・川島はるな【バスケットボール】川崎ブレイブサンダース・藤井祐眞、横浜ビー・コルセアーズ・田渡凌【バレーボール】NECレッドロケッツ・島村春世【ラグビー】三菱重工相模原ダイナボアーズ・安江祥光【アメリカンフットボール】ノジマ相模原ライズ・リー・ハイタワー【フットサル】湘南ベルマーレフットサルクラブ・ロドリゴ、Y.S.C.C.横浜フットサル・鈴木陽太 単一チームや同一競技などを通して行われた支援活動はあっても、複数のチームに所属する現役選手たちが競技の垣根を越えて一堂に会するのは、極めて異例のイベントとなる。神奈川県内に拠点を置いて活動する15のチームを何が結びつけたのか。音頭を取ったのは湘南ベルマーレだった。 「中断されたJリーグの再開延期が繰り返され、しかも緊急事態宣言まで発令された。そういう状況で何ができるのかはわからないですけど、それでも私たちは動き続けなければいけないと思いました」 株式会社湘南ベルマーレの水谷尚人代表取締役社長は、オンライン会議アプリ『Zoom』を介した記者会見で、未曾有の事態だからこそ地元神奈川へ恩返しがしたい、と考えたことがきっかけだったと明かした。