iOS18.1の新機能「クリーンアップ」を使ったら下北沢駅前から人が消えた 「顔にモザイク」機能も便利に使える
「Shimokitazawa Nobody」をやってみる
2000年頃、「Tokyo Nobody」という写真集が話題になった(わたしも持っている)。早朝などを使い、人がまったく写ってない東京の姿を描いた写真集だ。 では、普通に撮った下北沢駅前の写真にクリーンアップを使って、誰もいない下北沢駅を描けるか――やってみよう。 自動での被写体認識プラス、手動で細かいところをチェックして人をマメに消してみた結果が、これだ。 部分拡大してみると、明らかにおかしなところは多々ある……のだが、何となく常に人が多い下北沢の駅前が無人になったって雰囲気は出る。 まあ、ちょっと意地悪といっていいシチュエーションだったしな。
顔モザイク機能が独自性かな
なお、クリーンアップであまりに大きなものを消そうとすると、ダメ出しされる。 と、あれこれ遊んでみたのだが、各社共にGoogleの「消しゴムマジック」を採用したり、独自のAIで同様の機能を実装したり、iOSの世界にも既に「TouchRetouch」などのアプリがある。 その中でどう独自性を出してくるかなと思ったが、そこはオブジェクトをセレクトしたときの演出や人物や電線に限らず、自動的に撮った人が不要と判断しそうなオブジェクトをセレクトしてくれるなどiOSらしさはある。 精度については、まあもちろん完璧ではないけど、これは今のところどこもそうだからことさらどうとはいえず、他社の同等の機能に比べて特に優秀とか不出来ってことはなさそうだが、機会があったら「消しゴム性能比較」とかやってみても面白いかも。ただ、まあ背景によって自然な出来になったり不自然になったりするのは今のところしょうがない。 注目は、顔だけをセレクトすると自動的にモザイクをかけてくれる機能かな。 この際、AIを使って背景にいる人の顔に自動的にモザイクをかける(あるいはぼかす)、車のナンバープレートを見つけたらモザイクをかける(あるいはぼかす)機能が標準でついていると喜ばれると思うのだけど、どう?
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