iOS18.1の新機能「クリーンアップ」を使ったら下北沢駅前から人が消えた 「顔にモザイク」機能も便利に使える
顔にモザイクをかけてくれる!
さらに注目したいのは「安全フィルタ」。ざっくりいうと「顔にモザイク」機能ですな。 人を丸ごと消したいわけじゃない、ただSNSにアップするとき、自分以外の顔だけモザイクをかけて分からないようにしたいってケースは多いよね。 友人らと一緒に撮ったけど、彼ら彼女らの顔は出したくないとか。 例えば、昔撮ったこんな写真がある。一緒に写っているのは、2017年にモデルをしてくれていた田中さん。懐かしいですな。 で、自分の顔にモザイクかけたいなと顔だけをこうしてざっくり指定してやると。 「安全フィルタが適用されています」と表示されて、顔にモザイクがかかるのだ。 あ、田中さんの顔にモザイクかけた方がより怪しくてよかったか。まあいいや。 例えば、集合写真なんかで顔が小さいときも、拡大してから顔を指定してやればよい。 実はこれ、とある美術展の出演者5人で撮った記念写真。自分以外のそれぞれにモザイクをかけてみた。 SNSなどを見ていると、自分以外の顔をぼかしたりモザイクをかけたりしている写真をよく見るじゃないですか。あれができるのである。 以前から、今の時代、不要な人を消す機能より、偶然写り込んでしまった人の顔だけにモザイクをかける機能の方が求められているんじゃないか、と思っていたけど、iOSがこんな形で実装するとは、ですよ。
人以外も消せます
人以外はどうか。 例えば料理。お店などでぱっと料理を撮ったあとで、奥に余計なもの(水の入ったコップとか)が写っていた……ってのはよくある。 これも「クリーンアップ」にかけてみると、自動的にトレイの後ろにあるそれらが邪魔者として認識されたのだ。 だから苦も無く削除。実に簡単。 さらに、歩道橋の上から撮ったポートレートを「クリーンアップ」にかけてみると、背景に写っている自動車が何台か消去の対象になった。 クルマが3台だけ光っているけど、SF映画なんかで宇宙人に消される、あるいは転送される直前の画って感じでいい。 さらに面白かったのがホース。 猫が3匹転がっていたので撮った写真、何げなく「クリーンアップ」にかけてみたら、猫の横に置かれていたホースが消去対象に。 どれも手動で「これを消してね」って指でなぞってやればいい話ではあるんだが、人や電線のみならず、その都度不要そうなものを自動的に判断してくれるってのがAIっぽい。