のみテレビ誕生 動画や行政情報、地元の話題充実 ネスク、27日から
インターネットのネスク(金沢市)は27日から、能美市で北國新聞ニュースや地元の話題を動画配信する「のみテレビ」を開設する。NTTフレッツ光回線の「ネスクかがやき」を使った北陸で初、全国的にも珍しい取り組みで、NHKや民放キー局が番組のインターネット同時配信を進める中、ネットを利用した新たなコミュニティーチャンネルの誕生となる。 ●北國新聞ニュースも 北國新聞社、金沢ケーブルなどから番組提供を受け、ネスクかがやきの加入者に「のみテレビ」として動画配信する。情報番組「のみの瞳」では、金沢ケーブルで放送する北國新聞ニュースのほか北國新聞社能美総局が取材した地域の催しや出来事、能美市の行政情報などを紹介する。 オープニング企画として、6日に行われた能美市内8小学校すべての入学式を紹介するほか、市内の園児による特産加賀丸いもの植え付け作業やウオーキングイベントを動画で配信し、休日当番医や各種催しなどの行政文字情報も週替わりで提供する。「けんこう手帳」「バレエビューティー」などの文化・教養情報も用意する。 ネスクかがやきでインターネット接続したスマートフォンやパソコン、タブレットなどの端末があれば無料で視聴でき、HDMIケーブルでテレビ画面でも見られる。番組配信は午前7時から午後11時まで。 NTT西日本の関係者によると、のみテレビは地域の情報を限定的に発信するサービスとして全国的に珍しいという。北陸総合通信局の担当者は「インターネット時代に対応したさまざまな地域の情報を発信するサービスと考えている」と話した。